インタビュー・レポート

阿部サダヲさんと長澤まさみさんが、野田秀樹さんの傑作4人芝居『THE BEE』に出演!

野田:長澤さんと初めて会ったのは、宮沢りえの誕生会だよね。昔は毎年パーティみたいなことをやっていて、そこで紹介してもらって。りえちゃんが紹介してくれる女優さんは、大抵いい女優さんなんだよ。それでその後、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)を観たら、やっぱりよかった。可愛かったり綺麗だったりする女優さんは、演技のほうがちょっと……ってことが日本では割りとあるけど、この子はいいなって。

阿部:そこからだいぶ経ちましたね。

野田:経ったね。でも、前にも長澤さんにはオファーはしてるんじゃないかな。

長澤:そうなんですか⁉ 私は、NODA・MAPのお芝居は、大好きな松たか子さんが出ているものや、仲が良い先輩が出ているものをいくつか拝見していて、いつか出てみたいと思っていたんです。だから今回は本当に嬉しくて。

阿部:長澤さんは奥さん役にピッタリじゃないですかね。りえちゃんのイメージがあったけど、名前を聞いたときに「あ、いた!」と思いました。

野田:今回は割りと早く座組みが決まったんだよ。長澤さんとは初めてだけど、素材がいいのはわかっていたし、あ、偉そうですみません。サダヲのことは『逆鱗』(2016年)のときに、やっぱり私の作品を体現してくれる役者だなと思ったから。でも『逆鱗』の打ち上げで、俺がサダヲに「またやろうな」って言ったら、ニヤッとして何も言わなかったよね?

阿部:そうでした? だとしたら「やりたいです」っていうニヤッです(笑)。でも、まさか『THE BEE』だとは思わなかったから、びっくりしました。だって野田さんは、まだ現役バリバリで動けるじゃないですか。それで調べてみたら、僕は今51歳なんですけど、初演の『THE BEE』のときの野田さんがそのくらいの年齢で。

野田:俺はロンドンでの初演のとき51歳だったから、同い年だよ。じゃあ、バリバリ動けるね。

阿部:それがプレッシャーなんですよ。改めて映像で見たら、野田さん、ものすごく動いてるじゃないですか。あの踊りとか、どれだけキツいんだろう。

長澤:でも、阿部さんの運動神経もすごいですよね。しかも優しくて。前に『MOTHER マザー』という映画で、阿部さんに殴られるシーンを撮ったとき、無重力?と思ったくらい何も痛くなくて、びっくりしたんです。私自身、そういうシーンでは、どうしても相手を掴む手に力が入ってしまったりするので、全然痛くなくできる人がいるんだ!って。

ちなみに『THE BEE』日本語版初演の出演者は、野田秀樹さん(井戸役)、秋山菜津子さん、近藤良平さん、浅野和之さん。ロンドンバージョンと連続上演され、数々の演劇賞に輝いた。

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