インタビュー・レポート

飢餓殺人事件を追う刑事を阿部 寛さんが演じる映画『護られなかった者たちへ』

監督を信じて現場に身を任せ、共演者と向き合って感じるままを出す

今までにない人物像。そのような役を演じるにあたり、「僕は、(自身が演じる)人物像をはっきりさせよう、一貫して筋が通るようにしようと心がけることが多かった」とこれまでを振り返りつつ、「今回はそういうものは抜きにして、現場に任せて、監督を信じてやっていこうと心を決めていました」と阿部さん。しかし、「苦悩を抱えながら刑事という仕事をしているという部分を、果たしてどう描いていけるか。そういう不安がありました」とも。

「そんな中で撮影現場に入って、その都度、その都度、その日、その日、共演者と向き合って感じるものを出せればいいかなと感じました。瀬々監督の演出は切り取るところが独特なんですよね。演技者の内面が出るような……。本当に何気ない、セリフもない、自分では何も意識していなかったところが、ちゃんとシーンの中で役目を果たしていたということが多々あって。完成した作品を観て、あまり自分が観たことのないような雰囲気、そういうものが映画の中にありました。現場や監督に身を委ね、感じるままに演じてよかったなと思っています」

「本当に映画が好きな監督。だから、夢中になって、いつも時間を忘れて日が暮れそうになる(笑)」と瀬々監督のことを語る阿部さん。

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