インタビュー・レポート

スポーツクライミング 野口啓代 選手「引退を宣言している女王が今、最高の笑顔を見せる理由」

大好きなことに夢中になれる時間はかけがえのないもの

野口啓代(スポーツクライミング)引退を宣言している女王が今、最高の笑顔を見せる理由

「猫たちといると、競技を忘れてリラックスできるんです」。野口選手のインスタグラムより

――最後の大会と決めて準備してきた東京2020の延期が決まったときは、落ち込みませんでしたか。

N 中止にならなくてよかったというのが一番でした。オリンピックを最後に引退することに寂しさも感じていたので、もう1年競技人生を楽しめるという喜びもありました。準備の時間が増えたのもよかったですし、1年延びることへの不安はなかったです。

――大好きなスポーツクライミングの見所を教えてください。

N オリンピックは3種目の順位の掛け算で最終順位が決まるので、最後の1人までわからないところが面白いところです。3種目とも得意とする選手は少なく、1人が全種目で1位になることはなかなかないと思うので、混戦になって白熱すると思います。

「夢中になれる時間をくれた大好きなクライミングを広めたい」

――野口選手が考える「スポーツの力」を聞かせてください。

N 今はネガティブなニュースが多く、気持ちが暗くなりがちな毎日ですが、そんななかで、スポーツ選手の活躍を知ると、自分も頑張ろうと思えますし、気持ちが明るくなります。スポーツの力を改めて感じながら、自分も皆さんに勇気を与えられるようなパフォーマンスをしたいと思っています。

――これからのスポーツ界を担う子どもたちに向けて、ひと言お願いします。

N 大好きなことに夢中になって頑張る時間は、なにものにも代えられない素晴らしいものです。ぜひ、そういう対象を見つけてほしいですし、それがクライミングだったら、なお嬉しいです。私自身はスポーツクライミングをもっと盛り上げて、広めていきたい。これからの選手たちが大きな舞台で羽ばたくお手伝いもしたいと思っています。

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