日日是笑日

もったいない精神を楽しむ、きものリメイク&雑草アート 柴田理恵のきもの遊び 「日日是“笑”日」

神無月〜笑顔がこぼれる、実りの庭

日日是“笑”日(にちにちこれしょうじつ) 女優の柴田理恵さんが綴るきもの日記。きもののリメイク術から、愛犬との心温まる暮らし、得意の料理など、笑顔あふれる日常をお送りします。前回の記事はこちら>>

着古したきものが、ガーデンウェアに

お母さま譲りの水屋着にデニムを合わせた柴田さんのガーデンスタイル。

太陽の光も空気も秋らしい気配をまとい、過ごしやすい季節となりました。今回は、我が家のガーデンライフをご紹介させていただきます。きもの連載と銘打ちながらデニム姿の理由は、松竹梅がデザインされたレトロな茶色地の上っ張りにあります。

こちらは、かつて母が日常着としていたきものを、「そろそろ着古したから」という理由から、薙刀袖(なぎなたそで)に仕立て替えて水屋着としたもの。私の手元にきてからは、毎日のように庭仕事で着ています。

古くなったものを捨てずに別の形にして生かす……昔はそうしたことが当たり前でした。リサイクルというニュアンスとも少し異なる、日本ならではの「もったいない」精神が私の中に根付いているようです。

母や伯母たちから譲られたきものや帯は、どんな小さな端裂でも捨てたくないという気持ちで、きものリメイクを楽しんでいますが、写真の上っ張りも同じ思いで日々愛用しています。

きものとして着る機会はなくなっても、「きものの終(つい)の形」として、今も暮らしの中に生きていることで、ふとした時に家族との繋がりを感じます。

下の写真もその一つ。
これは伯母の箪笥で見つけた紬地の道中着。節のある紬糸の生地がしわになりにくいため、袖を細くリメイクして洋装のコートとして楽しんでいます。


我が家の庭は、4年ほど前にテレビ番組『趣味の園芸』で「庭を作る」というテーマで、実際に手がけたもの。それまでは植栽の配置もバラバラでしたが、もともとあった赤松や椎をシンボルツリーとしながら、今の形へとリデザイン。

早春のユキヤナギに始まり、桜からツツジへ、紫陽花からムクゲ、金木犀、クリスマスローズへと1年を通して花が楽しめる空間に生まれ変わりました。入り口に近いエリアには、数種類のハーブを寄せ植えしたキッチンガーデンも誕生。

月に1度は、番組でお世話になったガーデニングの先生と一緒に庭を整備し、短い時間でも1日1度は庭で過ごすほど心を注いでいます。この時期は、まだヤブ蚊が現れるため、虫除けネットによる完全防備も欠かせません(笑)。

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