観劇日記

中村壱太郎さんが語る、歌舞伎座三月大歌舞伎『滝の白糸』への意気込み

歌舞伎新世代がナビする「きもので観劇」其の三

「戯曲のもつ独特の世界観がお客様の心に残るように演じたい」

中村壱太郎さん

――たおやかで華のある舞台姿と、それぞれの役柄への的確なアプローチで、古典演目から舞踊、新作まで幅広く活躍中の中村壱太郎さん。2018年の舞台は、大阪松竹座から始まりました。

壱太郎「(坂東)玉三郎のおじさまの舞踊公演に出演させていただきました。それぞれの演目で役柄の心情から衣裳のことまで、たくさん教えていただきました」。

――なかでも舞踊『鷺娘』は、壱太郎さんご自身が踊りたいと挙げた演目が実現しての上演だったそう。

壱太郎「『鷺娘』は、玉三郎のおじさまが何度も手がけていらっしゃる特別な演目。上演にあたっては鷺娘への思いも聞かせていただきましたし、衣裳も、おじさまのものを着させていただきました。初日が開いてからも、ご自分のお出番もある中、舞台袖から観てくださってご注意やアドバイスをいただき……本当にありがたい、色濃い一ヶ月でしたね」。

――公演の合間には、三月の歌舞伎座で上演される『滝の白糸』が話題に上ることもあったそう。

壱太郎「不勉強で申し訳ないことに、僕は今まで劇団新派の舞台に触れる機会がほとんどなかったのですが、初代水谷八重子先生や花柳章太郎先生の舞台がいかに素晴らしかったか、色々とお話を伺いました。幸せなことに今は映像で追体験することができますので、映像を通じて新派を知ることから、役づくりをはじめました。」

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