観劇日記

【新連載】歌舞伎新世代がナビする「きもので観劇」初回は新春浅草歌舞伎 尾上松也さん  

歌舞伎新世代がナビする「きもので観劇」其の一

尾上松也さん

「若手を“引っぱる”というより“中心” で 皆のパワーを一つにしたい」

――よく通る声、凛々しい容姿、恵まれた体格、皆に愛されるキャラクターを生かし、ここ数年は歌舞伎以外のジャンルでも大活躍の尾上松也さん。

松也「どんな分野でも、“演じる”ということは一緒だと思っています。他のジャンルのお芝居に出演させていただく時は、歌舞伎のことは一旦忘れて、そのジャンルに添ったやり方を心がけます。その中で、僕が歌舞伎で培ったものを出せる場面があれば少しずつ出して行く感じかな」

――ミュージカル「エリザベート」に「狸御殿」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」の今川氏真役にドラマ「さぼリーマン甘太朗」の主演、ディズニー映画「モアナと伝説の海」の声優に挿入歌と、それぞれが大成功。夢はもう、みんな叶ってしまったのでは?

松也「こうして並べてみると、ありがたいことに夢に描いていた“やりたかったこと”は、一通り叶った気がします。これからは、機会をいただいた一つ一つの仕事の中で、さらに“やりたいこと”を見つけ、広げていきたいですね」

――そんな松也さんの2018年最初の舞台は、浅草から。伸び盛りの花形スターが大役に挑み、熱いお芝居が繰り広げられる新春浅草歌舞伎は、世代交替をして今年で4年目。松也さん以外の主要キャストは平成生まれというフレッシュな顔ぶれです。お兄さん格としては責任も感じますか?

松也「自分がもっと年齢や経験を重ねて、50代、60代になって公演の座頭を務めさせていただく日が来たら、その時は責任感も一座のつくり方も違ってくると思うのですが、新春浅草歌舞伎では、僕は年上とはいえ、ちょっと立ち位置が違います。皆を引っ張るリーダーというよりも、皆の中心にいて、若手のエネルギーを一つにし、あるいはぶつけ合って、自分自身も楽しみながら一ヶ月の公演を乗り切れたらと思っています」

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