女性から圧倒的な支持を得る俳優、北川景子さんが『きものSalon』初登場!「きものを着ると落ち着く」という北川さんのフレッシュな輝きと、美しさの秘密をお届けします。
高原の爽やかさを想起させる艶やかなニッコウキスゲ

青空のもと、清涼な空気の夏山で群生するニッコウキスゲは、見る人に元気を与える植物です。透け感がありながら文様をしっかりと表現できる九本絽の生地に、艶やかなビタミンカラーの花を描いた現代的な訪問着が、初夏の集いに涼やかで明るい印象をもたらします。黄色地暈しの絽織りに、白糸と銀糸で更紗文様を刺した袋帯で、ドレスのように華やかに装います。きもの/染の百趣 矢野 帯/北織 帯揚げ/和小物さくら 帯締め/道明 髪飾り/かづら清老舗 リング151万8000円/ヴァン クリーフ&アーペル(ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク)
「きものを着ると安心します。
やっぱり日本人ですね」
──北川景子さん
今号の表紙を飾るのは、『きものSalon』初登場となる俳優・北川景子さん。映画『ナイトフラワー』やNHK連続テレビ小説『ばけばけ』など、出演作はひきもきらず、多忙な日々を送るなか、きものの撮影を楽しんでくださいました。
「すごく若い頃は、きものを着ると背筋が伸びる感じ、と思っていたのですが、最近は、きものを着ると不思議と落ち着くといいますか、居心地がいいと感じます。まるで京都の静かな街で時間を忘れて佇んでいるような。やっぱり日本人だなあと思いますね」
北川さんは30代になると仕事できものを着る機会が増え、きものにご縁があるな、相性がいいなと感じていたそう。
「着るほどに好きになっているような気がします。もちろん、歩き方や立ち方など、所作になれてきたということもあると思いますが、今や、今日はきものだと思うとかえって安心するくらい」。
プライベートではイベントごとにきものを着るそうで、「29歳で結婚した時、白無垢も色打掛も着ました。最近は上の子の七五三できものを着たので、次は卒園式、それから下の子の七五三でもきものを着ようかなと思っています」。
「きものに限らず身に着けるものは基本的に上質でシンプルなものが好きですが、大切にしているのは、身の丈に合わないものは着ないということ。大前提として、自分がそれを好きか、無理をしていないかどうか。その上でTPOに合わせて考えます。今日は保護者会だからスーツにしようとか、今日は初めてお目にかかる方だからあまり強い印象を与えない服にしようとか、相手や状況に合わせて選ぶことが多いですね」。
常に自然体で、それでいてさりげなく相手に敬意を払う心遣いが感じられます。
ルピナスの花を描いたソワレきもので華やいで
新進作家、須藤真美子さんが石川の伝統工芸展に出品した作品「ルピナスの道」。東京や金沢の染織工房で研鑽を積んだ確かな技で、春から夏に咲くルピナスの特徴を描き、大胆に構成。色数を抑え、柔らかな色彩で仕上げた一枚は、すらりとした着姿を叶えます。黄色、薄紅色、空色の段に銀の引き箔で割付文様を織り出した手織りの帯に、花のブローチを帯留めにして、大きな会場でひと際輝いて。きもの/須藤真美子 帯(制作/北織)/銀座もとじ 和 織 帯揚げ/和小物さくら 帯締め/ 道明 帯留めにしたクリップ355万800円/ヴァン クリーフ&アーペル(ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク)