いまさら聞けない悩みや疑問を解決! きもののナゼ?に答えます 第6回 きものの決まり事や小物については、知っているようで意外と漠然としていたり、何がよいのか迷うことも出てきます。皆さんのいまさら聞けない悩みや疑問に、各分野でご活躍の専門家がわかりやすくお答えします。
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Q.帯締めに表と裏がありますか? 内側の金を使いたいのですが…。
A.帯締めには裏表があります。でもお好みで使いたいときにはどうぞ。
解説/福田 隆(龍工房 代表取締役)
帯締めには基本的には表・裏があります。見分け方は房の部分です。
「褌(ふんどし)を掛ける」という言い方をしますが、組み終わったところを糸でくくります。十文字になるように糸を掛けるのですが、そうした場合には、まっすぐになるよう掛けていても、裏側が多少へこみます。つまりへこんでいないほうが、表となります。
糸を十文字にくくったところ。それが見えるほうが表。
裏が金という帯締めは、しっかりと組まれた平組(ひらぐみ)で高麗組だと考えられます。華やかでフォーマル系のきものに使われます。
上の帯締めで裏の金を出したところ。柄が洒落っぽい印象に。
平組の場合は柄が同じに出ますが、二枚ものである高麗組では裏が金糸のときに、裏の金をわざと表に出して、柄を出しています。このようなときに両表と考えて、裏を表にしても問題なく使えます。
色留袖や訪問着など華やかさを演出したいと きに使われる高麗組。帯締め/龍工房
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