イチから始めるきもの道

きもので出掛ける日の便利グッズ&梅雨時にきものを楽しむアイデア

ハンカチと風呂敷、四角い布に宿るさまざまな役割
【きもの和處 東三季/店長・晝間しげこさんのお出かけ必需品】

「きもの和處 東三季」の店長、晝間(ひるま)しげこさんは、爪切りをバッグに忍ばせているそうです。晝間さんが携帯している爪切り。普段お持ちのポーチと比べると、とても小さいことが一目瞭然です。

晝間しげこさん(以下、敬称略)「ささくれなど小さな傷からの出血がきものに付着したり、割れた爪できものや帯をひっかけないようにと小さな爪切りを持っています。他には腰紐を一本。これは一緒にお出かけをした方から着付けのお直しを頼まれたときに役立ちます」

自分の爪が、大切なきものを傷つけてしまうことがあろうとは! 小さな爪切りたった一つ、ポーチに忍ばせておくだけで、その心配が軽減されるのですね。

晝間「それから、白い麻のハンカチ。麻は吸水性が高いので、水はねなどの汚れを手早く吸い取ってくれます。さらにハンカチをもう一枚。椅子に着席し、きものに手を乗せる前にハンカチを敷いて、汗や皮脂が付着しないようにします。ハンカチの色や柄は季節やきものによってコーディネートをしています。

どんな布もバッグに変えてしまうハンドル「Someco」も持っていると、風呂敷で包むよりたくさんの荷物が入る上に、おしゃれに見えるのでおすすめとのこと。

晝間「また、風呂敷は脱いだコートを包んだり、増えた荷物をまとめて手提げバッグの代わりにも。何かと役に立つので必ず持っています」

拭う、守る、包む、運ぶ、……。シンプルな四角い布にはそれぞれに、たくさんの役割があるのですね。昔の人の知恵は時代が変わっても便利であることを、晝間さんから教えていただきました。

●達人の雨じたく 03●
冷え性の女性に嬉しい雨の日テクニック

写真左・晝間さんが雨ゴート着用時、きものの裾を上げた際に寒さ対策として使っているのが「デリエ」のポリエステル製裾よけ。光沢感のあるシルバー素材なら、裾からちらりと覗いてもおしゃれです。写真右・撥水加工の施されたバッグ。トライアングル型を選ぶところにセンスが光ります。

雨ゴートは、汚れないようにきものの裾を上げ、帯に留めてから着ていますが、裾を上げると足元から風が入るので、冷え性の私には堪えます。そこで、寒さ対策としてポリエステル製の裾よけを巻くことに。洗える素材なので汚れを気にすることなく使えるため便利です。

他には、きものの裾を上げるためのクリップ2つ、折り畳み傘、そして濡れた傘を拭くためのタオル、傘を収納する撥水加工の手提げ袋を持って出かけます。足元は草履用のカバーで凌いでいます。


きもの和處 東三季
東京都港区南青山4-28-25
TEL:03-3498-5600
URL:http://tosanki.jp

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