きもので海外

テルアビブで注目!の浴衣女子会開催

このような感じでイスラエルでできた友人と何度も会う機会があり、イスラエルだからこそ得られた経験や、あるある話などもたくさん聞くことができました。 

その中で一番衝撃的だったのはやはり、他の国から数年に1度の頻度で飛んでくるミサイルの話でしょうか。 友人がまだイスラエルに来たばかりの頃、他の友人と街中のバーで飲んでいた時に突如、パーンっと言う音が空高く鳴り響いたそうです。 そこで、「何? どこかで花火でも上がってるの?」と聞くと、「違うよ~。どこかからミサイル飛んで来て、それ迎撃した音だよ~」と。 

今や、日本も他人事とは思えない話になってしまいましたが、この話を聞いたのが、なんとも穏やかな午後のビーチでして。 みんなとても平和そうに暮らしているのに、日常的にミサイルが飛んでくる危険性と隣り合わせにいることに大変驚きました。 友人の話によると、イスラエルの迎撃システムは世界有数の正確さだそうで、ほとんどのミサイルを着弾前に撃ち落とすことが可能なんだそうです。 そのためなのか現地の方たちはとても落ち着いていて、当たり前のように普通の日常を送っており、危ない国だとはとても思えませんでした。 

他にも通勤途中に突如警報が鳴り、すぐさまバスを降りて全員で避難した話や、公園で出会ったアメリカから引っ越して来たユダヤ人の奥さまが「イスラエルはいいわよ~! アメリカと違ってキッドナップ(=誘拐)がないから公園で遊ばせるのも安心! テロはあるけどね」と言ったブラックジョークもインパクト抜群でした。 

高校では日本史を専攻していたこともあり、正直世界史に疎かった私ですが、イスラエルに来たおかげで中東の歴史や宗教、そして他の国との問題などに興味を持つようになり、少しずつですが勉強を始めるきっかけとなりました。 

何よりありがたかったのは、実際にそこに暮らす人たちを、自分の目で見て、そして触れ合い、何の偏見を持つことなく、学べたことです。 教科書やネットの情報だけでは決して知ることのできない、事実やドラマがそこにはあります。 

「きものを世界に!」というスローガンのもと旅をしている私ですが、アウトプットだけではなく、しっかりとその国の文化についてもインプットしていき、日本の皆さんにご紹介することこそ、この旅の目指すところかもしれない、と思わせてくれた国でありました。 

さて、いよいよ次回はサウジアラビア編のスタートです。 入国する以前に、ビザの取得や着る服などの問題が目白押し!(泣) もれなく外国人も着用が義務づけられているアバヤにヒジャブ。 これがまた悲しいくらいに私には似合わず…。 

カッコよくムスリムファッションを着こなせるようになるまでの軌跡や、日本のきものを見たムスリム女性の反応など、お話しさせていただきます!!

北川聖子/Seiko Kitagawa

元プロダンサー。世界的エンターテイメントグループ「ブルーマン」の一員である夫と結婚しアメリカへ移住。 その後、きもののレンタルや着付けを行うスタジオをオープンさせる。 現在は夫のワールドツアーに同行し、“ きものの魅力を世界に伝える!”という使命を自らに課して全う中。

Instagram:https://www.instagram.com/japanesekimonodressing
Facebook:https://www.facebook.com/seiko.watashistyle/

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