きものSalon編集部より
2019/03/19
「春のお祝い」コーディネート 太鼓判
卒業式、入学式、祝賀会、結婚式……いまどきの素敵な装いとは――
春、美しい祝いの季節がやってきました。子供の卒入を機に、ずっと憬れていたきものを着たい。祝い事を迎える自分へのご褒美に、祝いの席へのおよばれに、自慢できるひと揃えが欲しい。そんな方へ。『きものSalon』本誌が頼りにする4軒の専門店に、洗練のコーディネートを伺いました。
当代で4代目という老舗、岐阜県多治見の呉服 さゝやさんは、地域を代表する正統派の専門店。働き者が多いという多治見住民から厚い信頼を得ています。すっきりとした素敵な店内で、きものの着方教室、コーディネート講座、お茶のいただき方教室などを随時開催しています。特に浴衣茶会は毎年人気のイベントです。品揃えの多くが別誂えで、色出しにはこだわりを持っています。
春のコーデのおすすめは、宝尽くし文様の付け下げと訪問着。同じ宝尽くしでもそれぞれに異なる表現が興味をそそります。ピンクとブルーの微妙な色にご注目。
「お祝いのシーンでは、相手に礼を尽くし、華やかさで花を添えることはもちろんですが、なにより一番大切なのは自分がワクワクする装いをすることです。着るだけで晴れやかな気分にしてくれるきものの魔法に包まれれば、おのずとその場に幸せを運ぶ存在になれると思いませんか? 品格は保ちつつ、ちょっとしたこだわりやお気に入りのポイントをつくったり、好きなものを取り入れて、自分らしく装いましょう」
撮影/西山 航、伏見早織(本誌) 着付け/高橋惠子 構成・文/古谷尚子(本誌)
『きものSalon 2019春夏号』掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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