きものSalon編集部より
2019/03/12
「春のお祝い」コーディネート 太鼓判
卒業式、入学式、祝賀会、結婚式……いまどきの素敵な装いとは――
春、美しい祝いの季節がやってきました。子供の卒入を機に、ずっと憬れていたきものを着たい。祝い事を迎える自分へのご褒美に、祝いの席へのおよばれに、自慢できるひと揃えが欲しい。そんな方へ。『きものSalon』本誌が頼りにする4軒の専門店に、洗練のコーディネートを伺いました。
本当にきものを愛する方に手に取ってほしい品を、店主のセンスで厳選。富山県南砺市の創作呉服松原さん。和モダンな店内には品川恭子さんをはじめとする作家の作品や誉田屋源兵衛の帯、こだわりの詰まった東北の織物など、デザイン性の高いものが揃います。また、バッグや草履などもトータルで展開しています。
春のお祝いコーデ、おすすめの2点は木原明作の付け下げと東京友禅の訪問着。どちらも品格のある織り帯での装いです。
「一年で最も華やぐ季節ですから、自然の風景の移り変わりに合わせた色使いを楽しみたいものです。 3月は桃の色や新芽の色、4月は咲き誇る花を映すパステルカラー、5月は新緑の色を纏う装いなど、 季節を映すのはきものの醍醐味。祝いの場ですから、そこに花を咲かせるような品のよい明るい色柄をおすすめします。主役を引き立てるためにトーンを抑えたきものは帯を明るい色にするなど、地味にならないよう心がけましょう」
撮影/西山 航、伏見早織(本誌) 着付け/高橋惠子 構成・文/古谷尚子(本誌)
『きものSalon 2019春夏号』掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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