イチから始めるきもの道

初心者もこれを押さえておけばひとまず安心! 基本の「きものワード」~呉服屋さん編~

【メンテナンス編】

古くなったり汚れてしまったりしたきもの、サイズが合わないきものなども、職人さんの技で美しくよみがえります。メンテナンスやリメイクを考えている方、きっとこの言葉が使えるはずです!

悉皆(しっかい)
「すべて、ことごとく」を意味する「悉皆」は、染色や仕立て、「染め替え」、「洗い張り」(ともに下記参照)など、きもののお手入れ・お直しにまつわるすべてのことを指します。現代では、「悉皆屋」(悉皆を専門に行うお店や職人)へと取り次ぐ窓口の役割を呉服屋さんが担うことも多くなっています。

洗い張り(あらいはり)
きもののクリーニング方法のひとつ。きものをいったんほどいて反物の形に戻してから、板の上でブラシを使いながら水と専用洗剤で洗った後、乾かして再度きものに仕立てます。絹は水に通すことで本来の機能やしなやかさを取り戻し、生き返ったようにきれいになるほか、再度仕立てる際にサイズを変更することもできるので、一枚のきものを長く着ることができます。

生洗い(いきあらい)
きもののクリーニング方法のひとつで、「丸洗い」と呼ぶことも。ドライクリーニングが発達してからの方法で、仕立てを解かずにきものの状態のままで洗うのが特徴です。

裄出し(ゆきだし)
裄を長くすること。お母様やお祖母様から譲られたきものは裄が短いことも多く、また、現在では裄を長めにとって着るのが主流なため、譲られたきもののメンテナンスで多く利用されています。

今回参考にしたこの2冊は、きもののにまつわる情報が満載!初心者の私には必携の2冊です。左:1300ものきもの用語を50音順で紹介する『やさしいきもの用語小辞典』。右:自分でのお手入れから職人によるお手入れまで紹介した決定版『一番わかりやすい きもののお手入れ&お直し』(ともに世界文化社)

 

構成・文/笹本絵里 中島敦子

※この連載で取り上げて欲しい、皆さんの「いまさら聞けない」きものの基本&疑問をぜひ お聞かせください! 件名「イチから始めるきもの道」と明記し、メールにてお寄せください。 E-mail:k-salon@sekaibunka.co.jp

Ranking今週の人気記事 ベスト5

家庭画報 最新号

2019年6月1日(土)発売

心潤す緑陰の美術館へ『家庭画報』2019年7月号

一部地域は輸送の関係で発売が遅れる可能性があります。

© SEKAI BUNKA PUBLISHING INC. All rights reserved.

Loading