きものダイアリー

きもののイベント事から悉皆まで。長野・須坂で愛される呉服店「綿幸本店」

2022.04.27

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専門店から広がるきものライフの楽しみ 第4回(最終回) 地域に根差す呉服屋さんは、仕立ての知恵、着付け、コーディネートアドバイス、メンテナンス、そして「楽しみ方」も提案する、ハブ的存在。信頼できる専門店に出会った方々のきものライフを伺うと、着ると開ける素敵な世界が見えてきました。

きものがあるから広がる楽しい時間をご一緒に


綿幸本店
お手入れやリフォームなど長年培ってきた知識や老舗としての伝統を大切にしつつ、時代を少し先取りし、新しい風を取り入れた新作のきものや帯、小物などをセレクトしています。さらりとお洒落で上品な綿幸本店テイストは長野県外のお客様からも好評いただき、旅の目的のひとつにしてくださる方との出会いは格別ですね。きものは買って終わりでなく、手に入れてからあとが楽しいし大事なので、頼りになる店でありたいと思っています。(店主・中野隆仁さん/女将・良子さん)

似合う!が見つかる嬉しさを


綿幸本店撮影は季節外れの大雪が残る須坂市の旧小田切家住宅で。写真左から、白鷹御召に夢訪庵の帯の塩川麻央さん、同じく夢訪庵の帯を中心にコーディネートを考えたという中島陽美さん、花織の帯で春らしい装いの北原さおりさん、多忙な収穫期が終わるときもので発散、葡萄柄の帯は2本お持ちの島田公代さん。


須坂の名店・綿幸本店は、イベント事から悉皆まですべてにおいて包容力のある店として知られています。お店主催の組紐教室に通う塩川麻央さん(上写真手前)は卒業式にはきものでという娘のひと言をきっかけにきものにはまり、中島陽美さんは、着方教室を通じてきものの楽しみ方が広がりました。北原さおりさんは背紋や羽裏に自分だけの密かなこだわりを込め、葡萄農家の島田公代さんは人生のメリハリのためにきものを着る方。

下写真左の松澤清子さんは綿幸本店と20年以上のお付き合い。茶道歴30年の長澤溶子さんは細縞の白鷹御召に出会って、ピンクも似合う自分を発見しました。それぞれにきものの楽しみを満喫する術をお持ちの皆さんです。

綿幸本店写真左から隼人紬に夢訪庵の帯、ブルーの帯締めを効かせた松澤さん。桜の染め帯ではんなりと白鷹御召を着こなす長澤さん。綿幸本店

Information

綿幸(わたこう)本店

長野県須坂市上中町160 

TEL 026-245-0529
営業時間 9時30分~19時
定休日 水曜日

https://www.watakohonten.co.jp

  • E-mail:mail@watakohonten.co.jp LINE ID:@191zzbid ●着方・着せ方教室 1回90分 3回2000円、5回3000円、8回4000円チケット制(5か月間有効) ●2022年4月29日(金・祝)~5月5日(木・祝) 「橋本文子 手描き更紗」展
    綿幸本店
撮影/齋藤幹朗 構成・文/古谷尚子
『きものSalon』2022春夏月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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