きもので海外

ファッションの都、ミラノでも高く評価された「きもの」

今回の滞在中、いくつもの美術館を訪れ、たくさんの美術作品に出会いましたが、私が特に感動したのがこちらの2作品!

一つは、言わずと知れたイタリアの至宝、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の壁に描かれた、レオナルド・ダ・ヴィンチ作の「最後の晩餐」です。
北川聖子 青嫁日記
「最後の晩餐」を鑑賞するには事前に予約が必要で、当日は30人ほどのグループで15分という限られた時間内で鑑賞します。もちろんその15分間、この壁画の前は黒山の人だかり。どうやってもこんな独占状態の写真は撮れない状況なのですが、ここでも“きものマジック ”を発揮!

係りの人から退出を告げられ、皆いそいそと部屋を後にし始めた瞬間に、その係りの人達が目で合図してくれ、「写真を撮るなら今がチャンスよ!」と教えてくれたのです。そのお陰でこんな贅沢な瞬間を味わうことができました。

そしてもう一つは、こちら!

北川聖子 青嫁日記
スフォルツェスコ城にあるミケランジェロの「ピエタ像」です。
北川聖子 青嫁日記
この作品は、視力を失った88歳のミケランジェロが亡くなる3日前までノミを振るい制作を続けた、いわば未完の作品なのですが、その圧倒的なオーラは決して未完などではなく、ミケランジェロという天才が命を賭して作り上げた完成作品といった印象を受けました。

私の芸術に対する知識は至極一般的なもので、作品を評価することなどとてもできませんが、この二つの作品に関して一つだけ言えることがあります。 天才が作り上げ、多くの人に支持される名作というのは、その場を凛とした空気で覆い、浄化し、観る者を圧倒するほどのパワーを放っているのです。

このような特別な場所に、自分も気を引き締めてきもので訪れるのは、なんとも気持ちの よいものでした。

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