きもので海外

ファッションの都、ミラノでも高く評価された「きもの」

青嫁日記~きもので巡る世界の旅 Vol.12

北川聖子 青嫁日記

前回の「ドイツ・ケルン編」から、順番は前後してしまいますが、美しい城塞を有するルクセンブルクを離れた後、私たちはイタリアのミラノに2週間、そしてスロベニアとの国境沿いにある街、トリエステに1週間滞在しました。

その間に訪れた、ヴェローナという情緒あふれる街での思い出も含め、これから3回に渡って「イタリア編」を皆さまにお伝えしたいと思っております。

ミラノはいわずと知れたファッションの街。街ゆくミラノっ子たち、特に年配の方が とってもオシャレな方達ばかりでした。今、ヨーロッパではフラットキャップ(日本だとハンチング帽)と呼ばれる帽子が再度大流行しており、自分の父ほどの年齢の男性が、清潔感のある髭に、流行りのフラットキャップ、そして質のよいテーラードのジャケットをサラッと羽織って颯爽と歩く姿は痺れるほどカッコよかったです!

この国は、若い男の子より、断然50代以上のおじ様の方がカッコいい国と言えるでしょう。 また、夫の出演するブルーマングループの初日公演を観に行った際にも、センス良くド レスアップしたお客様たちの華やかさといったら、まるでグラミー賞授賞式にでも来ているかのようでした。あんなにも華やいだ会場は、後にも先にもおそらくミラノだけだと思います。

もちろん私は、当日きもので出かけたのですが、もしもきものを着ていなかったら 完全に気後れしていました。

北川聖子 青嫁日記●この日のコーディネート●
柔らかな百群(びゃくぐん)色の色無地きものに、白地に可愛い赤の効いた正倉院文様の帯を合わせました。この百群色は、どうやら私の肌や髪の色に映えるらしく、このきものを着たときはいつもより多くの方にお褒めいただけるので、言わば私の勝負きもの。憧れの地、イタリアで身に纏うなら絶対にコレ!と当初から決めていたコーディネートです。

きものは日本女性の勝負服ですからね! 私がどんなに豪勢なイブニングドレスを着ても、やはり長身で小顔、見栄えのする欧米の方達には敵いませんが、きものを着た途端に周囲から一目置かれる、会場の華となれるのです。

日本の若い女性向けのファッション雑誌を見ると、今も昔もいかに男性にモテるかという企画がたくさんありますが、私に言わせれば「きもの着れば万事解決よ!」。 それほどまでに、きものは世界各国の男性、そして女性までも惹きつけてやまないことを、私は身をもって何度も経験してきました。

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