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感動のホームビューイング!特注の大型スピーカーと室内構造で心に響く立体音響

2021.04.05

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進化するホームシアター&音楽のある、夢のライフスタイル拝見「わが家コンサート」のすすめ 第4回(全9回)今、注目が集まっているのが家庭内のAV環境。質の高い豊富なソフトがオンライン配信などによってわが家でゆったりと贅沢に享受することができるようになっています。音楽と映像を愛する豊かな暮らしを訪ね、わが家を“感動劇場”に変えるヒントを探ります。前回の記事はこちら>>

感動のホームビューイング
特注の大型スピーカーと室内構造で心に響く立体音響


ー 柳谷邸 (東京)

感動のホームビューイング

意匠と音響効果を兼ねた木製ルーバー



木のルーバーに囲まれたAVルーム。ルーバーはコンクリートの構造体から浮かせて設置することで、吸音材なしでもよい音響空間を実現。スクリーンは160インチ。

柳谷さんの家は鉄筋コンクリート地下1階地上2階建て。縦横に光や風が抜ける開放的な地上の生活空間とは好対照をなすのが、地下に潜む多彩な趣味のスペースです。なかでもドラマチックなのが、AVルーム。

スタジオ並みの分厚い防音ドアを開けると、そこは木に囲まれた別世界。

感動のホームビューイング
背面にはプロジェクターとアンプ類やソフトの収納棚を造りつけた。設計/藤吉秀樹建築計画事務所

木のルーバーを等間隔に並べた壁と天井は単なる意匠ではなく、反響をなくし、かつ音を殺さず、美しい音をそのまま再現するための音響装置です。スクリーンの左右にある巨大なスピーカーも、よく見ると同じルーバー状の特注品。まるで部屋自体が巨大な楽器のような、重厚で精緻な空間で聴く音は迫力満点です。

感動のホームビューイング
高さ2.5メートルの特注スピーカーもルーバー状のデザイン。側面は楽器のチューバのようにカーブを描いた形。複数のスピーカーを内蔵し、重低音は上部から出る。

もともとご主人と建築家の藤吉秀樹さん、音響設計の白須俊明さんの男性陣3人が意気投合してつくった部屋だそうですが、「完成後は夫婦で映画を観たり、子どもたちが小さい頃にはビデオに合わせて踊ったりと、家族全員で楽しんできました」と妻の政美さん。

2人の息子さんにとっても、これから成長するにつれ、貴重なスペースになっていくのではないでしょうか。

感動のホームビューイング
大画面テレビを設置した1階のリビング。
撮影/本誌・西山 航(P.56~57) 映像画面写真/ゲッティ イメージズ(NurPhoto P.56下) 取材・文/大山直美 スタイリング協力/山田喜美子
『家庭画報』2021年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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