〔特集〕今、世界が注目する気鋭作家50 新「うつわ」名鑑 世界で唯一無二の「うつわ」大国、日本。伝統を受け継ぎながらも、工芸とアートの境界を軽やかに行き交う気鋭の作家たちが、今、新たな価値観を創出しています。伝統と革新が交差する現場で、次世代の器づくりに挑む作家たちの創作への思いと、その先に見据える未来に迫ります。
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ギャラリーオーナーの審美眼
優れた日本の才能を世界へ
長年、愛と情熱をもって器作家を応援し、確固たる審美眼とともにマーケットを見つめ続けてきたギャラリーオーナーたち。日本の「器」の魅力が世界にどのように伝わりつつあるのか、最前線でのお話を伺うとともに、期待を寄せる気鋭作家を教えていただきました。
「かわいい」と笑みこぼれる作品に出合う
うつわや あ花音
<主な取り扱い作家>市野雅彦 内田裕子 大前 史 岡田多恵 黒木紗世 高橋由紀子 滝口和男 津守愛香 永守紋子 俵藤ひでと 矢島 操 山田 晶 脇山さとみ
磨き抜かれた感性で作家の輪を広げる梶さん。
観光客で賑わう京都・南禅寺の門前で、今年創業36年を迎える「うつわや あ花音」。店主は、新門前にある「梶 古美術」の家に生まれた梶 裕子さん。現代作家を中心に目利きした“物語のある器”が、海外からのお客様の心も摑みます。
「時代に逆行しているかもしれませんが、しゅっとしたものよりどちらかというと工芸的で、作家本人を映すような作品が多いですね。どれも一朝一夕ではなく、昔からの日本の技をそれぞれに解釈、消化して生み出したものです」と梶さん。
針描による繊細な蒔絵が印象的。銘々皿「季(とき)の花」黒木紗世 作(参考商品)

すべて大前 史 作。茶筅筒「花かんむり」(径4.7 × 高さ9.5センチ)6万6000円 蛍手(ほたるで)酒器「深々」(径9.5 × 高さ4.5センチ、参考商品) いっちん輪花皿(径17.5 × 高さ1.8センチ)4950円
作家の共演が見ものの「あ花音劇場」(茶箱をテーマに4月5日まで開催)、売れっ子から新人までが一堂に会す「百趣百盃」など、ここならではの企画展も人気。長く通いたい一軒です。
うつわや あ花音(かね)住所:京都市左京区南禅寺福地町83-1
電話:075(752)4560
営業時間:10時30分~17時30分
定休日:月曜定休
インスタグラム:
utsuwayaakane(次回へ続く。
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