〔特集〕今、世界が注目する気鋭作家50 新「うつわ」名鑑 世界で唯一無二の「うつわ」大国、日本。伝統を受け継ぎながらも、工芸とアートの境界を軽やかに行き交う気鋭の作家たちが、今、新たな価値観を創出しています。伝統と革新が交差する現場で、次世代の器づくりに挑む作家たちの創作への思いと、その先に見据える未来に迫ります。
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ギャラリーオーナーの審美眼
優れた日本の才能を世界へ
長年、愛と情熱をもって器作家を応援し、確固たる審美眼とともにマーケットを見つめ続けてきたギャラリーオーナーたち。日本の「器」の魅力が世界にどのように伝わりつつあるのか、最前線でのお話を伺うとともに、期待を寄せる気鋭作家を教えていただきました。
作家のための最高の舞台を銀座&NYで
銀座一穂堂
<主な取り扱い作家>池田晃将 泉田之也 大森礼二 氏家昂 大岸野寛 竹内瑠璃 田端志音 古谷宣幸 星野友幸
青野さんが持つ茶碗は細川護光。卓上は、アンドシュ・プローデル。左横は辻村 塊、右奥は松𥔎 融の茶櫃膳。右棚上は平井建太の吉野杉オブジェ。
一穂堂代表取締役の青野惠子さんは「この道でいくと覚悟を決めた優れた才能を、とにかく応援したい」と日本の作家のためのギャラリーを開設し、今年で30周年を迎えます。
「ギャラリーは、大切な作家と作品のためのステージ。やはり一等地の舞台に立ってほしいですよね」
東京は銀座と御殿山に、そして世界に向けての作家の晴れ舞台として、18年前にニューヨークにもギャラリーをオープンしました。
藤平 寧 作 汲み出し 右から(径8 × 高さ6センチ)1万3200円 (径9 × 高さ6.5センチ)1万1000円

奥は西田宣生 作 染付大鉢(径26 × 高さ16.5センチ)15万4000円 手前は染付浅鉢(径17 × 高さ5.5センチ)各6600円

松𥔎 修 作 左から黒漆花形箱(径8.5 × 高さ6.5センチ)2万2000円 黒漆すみ丸箱(幅8.5 × 奥行き8.5 × 高さ9センチ)4万4000円 松𥔎 融作 黒漆銀丸盆(径36センチ)30万8000円
「ニューヨークでは、日本よりもサイズの大きな壺や大鉢などの作品が人気です。銀座にも、海外からのお客様がたくさん足を運んでくださっています。彼らは作家の名前や実績に関係なく、作品の風情や気配を直感的に感じ取り、感性で選んでいるように思います。今、世界が日本の工芸にときめいているのを実感します」
青野さんの確かな目で選ばれた、100年後にも残る作品が揃います。
銀座一穂堂住所:東京都中央区銀座1-8-17伊勢伊ビル3階・地下1階
電話:03(5159)0599
営業時間:11時~18時
定休日:月曜定休
インスタグラム:
@ippodogallerytokyo(次回へ続く。
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