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川越のギャラリー うつわノート。歴史ある館に並ぶ新たなる才能

2026.05.11

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〔特集〕今、世界が注目する気鋭作家50 新「うつわ」名鑑 世界で唯一無二の「うつわ」大国、日本。伝統を受け継ぎながらも、工芸とアートの境界を軽やかに行き交う気鋭の作家たちが、今、新たな価値観を創出しています。伝統と革新が交差する現場で、次世代の器づくりに挑む作家たちの創作への思いと、その先に見据える未来に迫ります。

特集「新『うつわ』名鑑」の記事一覧はこちら>>>

ギャラリーオーナーの審美眼
優れた日本の才能を世界へ

長年、愛と情熱をもって器作家を応援し、確固たる審美眼とともにマーケットを見つめ続けてきたギャラリーオーナーたち。日本の「器」の魅力が世界にどのように伝わりつつあるのか、最前線でのお話を伺うとともに、期待を寄せる気鋭作家を教えていただきました。

歴史ある館に並ぶ新たなる才能

うつわノート

<主な取り引き作家>
生嶋 花 磯松大悟 伊藤雅風 岩佐昌昭 岩下賢一 梶原靖元 チュパセルゲイ 中村志野 藤田佳三 森岡成好 森口信一 山本亮平

どこか懐かしさを感じさせる空間に美しい光が差し、静かでゆったりとした時間が流れる。新人作家、生嶋 花さんの初個展も好評を博した。

どこか懐かしさを感じさせる空間に美しい光が差し、静かでゆったりとした時間が流れる。新人作家、生嶋 花さんの初個展も好評を博した。

川越の住宅地の一角に佇む「うつわノート」は、工芸愛好家やクリエイターが都内からも足繁く通うギャラリーです。展示会形式で、月2回ほどの企画展を開催。店主の松本武明さんは展示とともに、ギャラリー名の由来であるブログでも作品の背景や世の中に対するメッセージを伝え、器を通して時代を切り取ってきました。

和洋折衷の瀟洒な一軒家は、昭和初期に建てられた。

和洋折衷の瀟洒な一軒家は、昭和初期に建てられた。

「器は身近に美を感じられる存在。世界からは日本の作家の技術やセンスの素晴らしさとともに、暮らしの中にささやかな美を見出す日本の文化としても再評価されています。特に茶道具を求める中国の方などは、そういった哲学的な背景を重視していますね。文化産業としての可能性を感じています」と松本さん。

左奥から時計回りに、個を抑えた中に品格を宿す「青白磁輪花鉢」磯松大悟 作(径14 × 高さ5.5センチ)6600円 作家自ら掘り出す原土で作る「黄釉飯碗」平瀬アスカ作(径12×高さ7センチ)4400円 リトアニア出身の作家が確立させた独特の作風に心躍る「女性図台皿」チュパセルゲイ 作(21 × 22.5 × 高さ5.5センチ)2万2000円

左奥から時計回りに、個を抑えた中に品格を宿す「青白磁輪花鉢」磯松大悟 作(径14 × 高さ5.5センチ)6600円 作家自ら掘り出す原土で作る「黄釉飯碗」平瀬アスカ作(径12 × 高さ7センチ)4400円 リトアニア出身の作家が確立させた独特の作風に心躍る「女性図台皿」チュパセルゲイ 作(21 × 22.5 × 高さ5.5センチ)2万2000円

さらに「流行の移り変わりが激しく消費されやすい時代といえる今、“なぜそれを作るのか”という骨格をしっかりもっている作家に目が留まります」とも。これまでにここから羽ばたいていった作家は数知れず。松本さんが見出す新たな才能から目が離せません。

うつわノート
住所:埼玉県川越市小仙波町1-7-6
電話:049(298)8715
営業時間:11時~18時
定休日:不定休(HPやInstagramを要確認)
インスタグラム:@utsuwanote

(次回へ続く。この特集の一覧>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2026年05月号

家庭画報 2026年05月号

撮影/鈴木一彦 取材・文/鈴木博美

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