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赤坂のギャラリー HULS Gallery Tokyo。地域に根ざす日本工芸の美を未来へ

2026.05.08

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〔特集〕今、世界が注目する気鋭作家50 新「うつわ」名鑑 世界で唯一無二の「うつわ」大国、日本。伝統を受け継ぎながらも、工芸とアートの境界を軽やかに行き交う気鋭の作家たちが、今、新たな価値観を創出しています。伝統と革新が交差する現場で、次世代の器づくりに挑む作家たちの創作への思いと、その先に見据える未来に迫ります。

特集「新『うつわ』名鑑」の記事一覧はこちら>>>

ギャラリーオーナーの審美眼
優れた日本の才能を世界へ

長年、愛と情熱をもって器作家を応援し、確固たる審美眼とともにマーケットを見つめ続けてきたギャラリーオーナーたち。日本の「器」の魅力が世界にどのように伝わりつつあるのか、最前線でのお話を伺うとともに、期待を寄せる気鋭作家を教えていただきました。

地域に根ざす日本工芸の美を未来へ

HULS Gallery Tokyo

<主な取り扱い作家>
加藤亮太郎 坂倉新兵衛 松林豊斎 光井威善 森本 仁 西山 雪 甚秋陶苑 李荘窯など 約100社、50名の作家を取り扱う

明るく広々としたHULS Gallery Tokyo店内。取材時に個展を開催中だった樽田裕史さんの作品を手にする、代表の柴田裕介さん。

明るく広々としたHULS Gallery Tokyo店内。取材時に個展を開催中だった樽田裕史さんの作品を手にする、代表の柴田裕介さん。

HULS GALLERYは、日本の伝統工芸を世界に届けるべく、2017年に設立。現在、シンガポールで3か所、東京で1か所のギャラリーを運営しています。

代表の柴田裕介さんは、家業の商社業を引き継ぐため、2014年よりシンガポールと東京の二拠点生活を開始。「そこでアジア全体における日本への興味の高まりを感じました。特に高い精神性を内包する工芸品が“かっこいい”と評価されています」

現代作家の茶碗がずらりと並ぶ、通称「茶碗ルーム」。テーブル上は、手前から加藤亮太郎、柳下季器、今泉 毅。

現代作家の茶碗がずらりと並ぶ、通称「茶碗ルーム」。テーブル上は、手前から加藤亮太郎、柳下季器、今泉 毅。

2017年にシンガポールに最初のギャラリーを開設。産地を丁寧に訪ね歩いて信頼関係を築いた伝統工芸の工房と、個人で活動する作家の両方の作品を扱っています。

小売りだけでなく、世界中のファインダイニングのレストランやホテルなどからの注文も。取り扱いの注意点の説明から発送まで行うため、双方から喜ばれているそう。

さまざまな作家のぐい呑み30点を一堂に集めた棚の一部。まるで小さな抹茶茶碗のよう。

さまざまな作家のぐい呑み30点を一堂に集めた棚の一部。まるで小さな抹茶茶碗のよう。

シンガポールで“かっこいい”ギフトとして人気を集めているという酒器セット。右は副久製陶所 徳利(径6.7 × 高さ15.8センチ)、左は眞窯 片口(幅10 × 奥行き7 × 高さ7.7センチ)

シンガポールで“かっこいい”ギフトとして人気を集めているという酒器セット。右は副久製陶所 徳利(径6.7 × 高さ15.8センチ)、左は眞窯 片口(幅10 × 奥行き7 × 高さ7.7センチ)

「手から伝わる身体感覚は人間にとってとても大切なものですが、世界的にそれが失われつつあります。だからこそ日本の手作りの工芸品が世界に求められているのですが、同時に産地では人材不足に悩んでいます。この貴重な文化を次世代に繫ぐには今しかないと、使命感をもってやっています」

HULS(ハルス) Gallery Tokyo
住所:東京都港区赤坂6-4-10 赤坂ZENビル2階
電話:090-1606-2641
営業時間:10時~18時30分
定休日:日曜・祝日定休
インスタグラム:@hulsgallery_tokyo

(次回へ続く。この特集の一覧>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2026年05月号

家庭画報 2026年05月号

撮影/阿部 浩 取材・文/安藤菜穂子

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