〔特集〕~伝え継ぎたい手仕事~世界が憧れる「日本の美」 日本独特の美意識や感性、国民の手の器用さに支えられた世界でもトップクラスの匠の技は、私たち日本人が考える以上に海外の人たちを魅了する力を持っています。日本の手仕事を、今一度再評価し、次世代に継承すると同時に、今の暮らしに息づく道具として世界に発信していきたいと思います。
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匠の技が光る「暮らしの道具」
その土地に昔から伝わる技術や技法を用いながら、生活の知恵が詰まっている日本の暮らしの道具──。そこには、相手への心遣いが込められた職人の技が随所に見られます。今、こうした日本の手仕事が、新たな装いとともに世界へと広がっています。
【南部鉄器】岩手発の南部鉄器が
世界の「IWACHU(イワチュー)」へ──

奥・「石榴」(幅15.5×奥行き11×高さ20センチ)2万900円 中・「5型菊」(幅16×奥行き14×高さ14.5センチ)1万2650円 手前・「3型アラレ」(幅12.5×奥行き10.5×高さ12センチ)1万450円(サイズはすべてツルを含んだもの)/すべて岩鋳
岩鋳(岩手・盛岡)江戸時代中期、岩手の南部藩主が京都から釜師や鋳物師を招き、茶の湯釜を作らせたことが起源という南部鉄器。
質実剛健のイメージがあった南部鉄器だが、1990年代終盤、「岩鋳」がフランスの紅茶販売店から依頼されカラフルな急須を製作。そこから「エレガントで洗練されたティーポット」とフランスでブームが巻き起こった。
今や「岩鋳」の急須は、欧州で「イワチュー」として南部鉄器の代名詞となっている。
(次回へ続く。
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