
2名のスタッフとともに東京・清澄白河の小さな工房で、照明を製作している飛松弘隆さん。
その和紙の折り目を重ねたような、繊細なデザインが人々の心をつかみ、国内外から注文が殺到。
ストックホルムやコペンハーゲン、ニューヨーク、台湾などでも定期的に個展を開催しています。
「同じ空間での多灯づかいも楽しめるように」との思いから、デザインの統一性がある約30種を展開。
もともと陶芸家だった飛松さんは、数十年前までどこにでもあったミルクガラス製のランプシェードと出合い、「磁器の透光性を利用して、温かみのある灯りを次の世代に繫げたい」と考えました。「泥漿(でいしょう)」という液状粘土の磁土粉末と水の割合や、シェードの厚みなどを約7年の歳月をかけて研究。自らデザインした石膏型に、泥漿を流し込みます。
乾燥後は、細部を整え、窯で焼くといった一連の作業を丁寧に行います。
手作りゆえ、最終的に商品として完成する割合が低いときもありますが、日々試行錯誤しながら、温かな灯りを生み出し続けています。
https://tobimatsutoki.tenoyworks.com
©Satoshi Hagihara