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【2022年下半期】鏡リュウジさんが占う、星座でわかる「運命のタロット」

鏡リュウジ 心の扉を開く タロットと占星術 第6回(全20回) 占いは未来を当てるだけではありません。自らの心の深層を探る──それも役割の一つ。あなたの心の扉を開くために、古の世界観の旅へと鏡リュウジさんが誘います。前回の記事はこちら>>

占星術とタロットが描き出す性格と運勢

西洋では、占星術はいつタロットカードと結びついたのか。その歴史を見ていくことにしよう。

タロットと西洋占星術との関係は18世紀にさかのぼる。最初にこれらを結びつけたのは、フランスの、おそらく史上初の職業タロット占い師であるエテイヤだ。占星術や錬金術にも通じ、現在では否定されているタロットのエジプト起源説をもとに占星術と紐づけた。

その紐づけは少しずつ変化し、ロンドンの魔術結社「黄金の夜明け団」により定式化された。占星術とタロットの密接な関係を明らかにし、12星座それぞれにふさわしいカードを当てはめたのだ。

タロットカードはトランプと同じで、イスラムを起源とする4つのスート(組)からできている。トランプのような数札を小アルカナと呼び、全部で56枚ある。ゲームで切り札となる絵札は大アルカナといい、全部で22枚だ。「アルカナ」とは神秘を意味するラテン語。タロットは、主だった出来事を占う“大きな神秘”のカードと、より具体的な“小さな神秘”を占うカード78枚のセットになっているというわけだ。「黄金の夜明け団」は、12星座にはこの大アルカナを当てはめている。

当時の社会的な役職である「教皇」などが描かれている大アルカナは、最初はわかりやすい寓意画であった。しかし、次回から掲載しているウエイト=スミス版で絵を担当したパメラ・コールマン・スミスは、カード制作を依頼したオカルト主義者・アーサー・ウエイトらによるオカルト的解釈を取り入れ、豊かなイメージをかき立てる象徴をふんだんに盛り込んだカードに仕上げた。その親しみやすい絵柄はたちまち人気を博し、現在では占星術家なら、一つは持っているカードとなった。

また、一つの星座は360度のホロスコープの中で30度ずつに区切られているが、それをさらに10度ずつ3つに分ける「デーク」という区分法がある。「黄金の夜明け団」はそれに小アルカナを当てはめた。「デーク」では、その星座の影響をどれほど強く受けているかなどがわかる。

今回はこうした「黄金の夜明け団」によるタロットと各星座の照応をもとに、あなた自身と2022年後半の運勢を次回から解き明かしていこう。誕生日の星座とデークにあるカードがあなたの「運命のタロット」となる。

2022年後半(7月1日〜12月31日)の運勢を占う。あなたの星座でわかる「運命のタロット」

牡羊座の運勢

牡牛座の運勢

双子座の運勢

蟹座の運勢

獅子座の運勢

乙女座の運勢

天秤座の運勢

蠍座の運勢

射手座の運勢

山羊座の運勢

水瓶座の運勢

魚座の運勢

鏡リュウジ(かがみ・りゅうじ)

心理占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学大学院修了。英国占星術協会会員。占星術の心理学的アプローチを日本に紹介。タロット、神話などにも精通し、占星術の歴史にも造詣が深い。著書・訳書多数。


〔特集〕鏡リュウジ 心の扉を開く タロットと占星術

01 「名画に隠れた占星術の世界観」

02 ヨーロッパ文化の美が宿る「タロット」

03 秘教から創造芸術へ「タロットカードの歴史」

04 「占星術」の変遷。ホロスコープの読み解き方

05 あなたの木星星座は何座?「幸運のありか」をチェック

06 【2022年下半期】鏡リュウジさんが占う、星座でわかる「運命のタロット」


この特集の掲載号
『家庭画報』2022年7月号

『家庭画報』2022年7月号

文/鏡リュウジ 浅島尚美〈説話社〉

撮影/本誌・西山 航、大見謝星斗
撮影協力/ニチユー 東京タロット美術館 LECURIO 構成/三宅 暁〈編輯舎〉

『家庭画報』2022年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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