2022年、福が満ちる 開運へ神社へ 第1回(全3回) 今年の運気を高め、開運につなげるために訪れるべき神社や場所を風水師 御堂龍児さんにうかがいました。
素直な心で無心に祈る。それが開運への第一歩

年初には富士山を拝める地や関係のある神社に行くのがおすすめだと話す御堂さん。その理由は、すでに始まっている変化の波にうまく乗るため。
「2023年以降、変化は徐々に加速していきます。そのスピードに乗る準備期間である2022年は、日本という国や国民性を見つめ直すことが大切。そこで日本の象徴である富士山に手を合わせてほしいのです。人の心と大自然は連動しています。世の中のストレスが積み重なるとネガティブなエネルギーとなり、それが自然界のよくない作用となって現れます。富士山という霊山に意識を向けることは、そうした作用を払いのけるうえで重要です」。
ここにご紹介するのは、富士山と直結する霊験あらたかな神社ばかり。
「祈る際は、無心を心がけてください。難しいことではありません。きれいなものはきれいと素直に感じればいいのです。そして本殿にお参りしてすぐに帰るのではなく、神社の周辺を散策しましょう。境内からは見えなくても、周辺から富士山が見える場所が必ずあります。社殿から離れた場所でも、そのパワーは十分に感じられますよ」。
年初に限らず、年間を通して心を向けていきたい富士山です。
富士とつながる
原点に返るための力を与えてくれる富士山。その凜とした姿を心にとどめることが開運の第一ステップです。
下のフォトギャラリーから詳細をご覧いただけます。
東口本宮
冨士浅間神社(静岡県)
霊峰に包まれるような感覚に
全国にある浅間神社の一社で、富士山須走口登山道の起点に鎮座。桓武天皇の時代に富士山が噴火した際、この場所で鎮火祭を斎行したことが発祥の由来とされています。社殿の背後からは富士山頂が望め、本殿で手を合わせると富士山とつながる感覚が味わえる、富士山の強い霊力が感じられる一押しの神社です。
静岡県駿東郡小山町須走126 JR御殿場線「御殿場」駅より車で約25分
大瀬(おせ)神社(静岡県)
麓まで一望できる絶景富士は唯一無二
海上鎮護の神である引田力命(ひきてちからのみこと)を祀るこの神社は駿河湾に突き出た大瀬崎にあり、古くから駿河湾の漁民の守り神として信仰を集めてきました。本殿にて参拝後、近くの西浦江梨(えなし)へ。湾の開口部分からは富士山の裾野まで一望でき、一生記憶に残ります。ここは霊山のパワーがまっすぐに入ってくる絶景スポットです。
静岡県沼津市西浦江梨329 JR東海道本線/御殿場線「沼津」駅より車で約65分
北口本宮
冨士浅間神社(山梨県)
富士山の冷たい雪解け水で気持ちを刷新
世界遺産富士山の「構成資産」の一つ。古い灯籠が並ぶ参道を歩き、大きな随身門をくぐり、手水舎へ。龍の口から流れてくる水を口に含むと、富士山に積もる雪のような爽やかさを感じ、身が引き締まります。富士山とともに1900年以上の歴史を重ねてきた、非常に霊験あらたかな神社です。
山梨県富士吉田市上吉田5558 富士急行線「富士山」駅より車で約5分
諸口(もろくち)神社(静岡県)
富士山と海と神社のパワーを一度にいただく
駿河湾内の戸田港に突き出した御浜岬に鎮座し、大漁と海上守護の神として崇められる弟橘姫命(おとたちばなひめのみこと)をご祭神とする神社。岬から伸びた堤防に立つと蒼い海越しに富士山が望めます。この場所の空気は濃くて爽やかで、心地よい気を感じます。岬の先端には赤い鳥居が立ち、コントラストが絶妙。森の中に本殿があります。
静岡県沼津市戸田2710 JR東海道本線/御殿場線「沼津」駅より車で約60分
江島神社(神奈川県)
霊山から流れ込む龍神エネルギーで心身を清める
古来、龍の棲むところといわれる江の島には数々の龍神伝説が残ります。なかでも多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)をお祀りする奥津宮と隣に鎮座する「龍宮(わだつみのみや)」は、江の島の中を走る龍脈(大地を流れる気のルート)の終わりに位置し、社の中でも最強のパワースポット。富士山から海に注ぐ水の力で龍神のパワーをより強めています。
神奈川県藤沢市江の島2-3-8 小田急電鉄江ノ島線「片瀬江ノ島」駅より徒歩約15分
御堂龍児/Mido Ryuji

風水師。大学在学中から東洋の哲学、文化に惹かれ、中国や台湾で中医学、風水を学ぶ。道教の仙人清風道骨老師に師事し帰国後、道場「清静堂」を開く。尋龍点穴(じんりゅうてんけつ)法による個人や企業の風水鑑定、講演活動などを実施。
〔特集〕2022年、福が満ちる 開運へ神社へ
01 2022年、福が満ちる 開運へ神社へ
この特集の掲載号
『家庭画報』2022年2月号
『家庭画報』2022年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。