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今森光彦さん、農家になる。生きものが集う「水辺」の大切さ

理想の里山を実現すべく農家になる決意をした今森光彦さん。開墾を終えた「光の田園」に、夏がやってきました。生きものが集まる環境には、水辺が欠かせません。今森さんは水辺づくりに挑みます。(前回まで)

今森光彦 環境農家への道
第13回 生きものが集う水辺づくり

今森光彦 ツユクサ

ツユクサは、在来種もいいが、園芸種も艶やかで大好きだ。

(写真・文/今森光彦)

真夏のアトリエに清涼を運んでくれるのは、雑木林で誕生したセミたちだ。

大合唱は、梅雨が明けると同時に、チィィィーという、脳に染み渡るようなニイニイゼミの声からはじまる。やがて、アブラゼミ、クマゼミなどが応援に加わり、日を増すごとに賑やかになってゆく。

私が好きなのは、ヒグラシ。カナカナカナという、まことに艶やかな歌声で心を和ませてくれ、それだけでなく、自分が今この瞬間、間違いなく里山劇場のクライマックスに参加していることを自覚させてくれる。

生きものが集まる環境づくりで、必ず実行したいことがあった。それは、水辺をとりいれることだ。

今森光彦さん

アトリエに寄り添うように色々な植物が育っている。真夏の主役は、ウバユリ。クリーム色と淡い緑色の花が、とても美しい。ウバユリは、最初、雑木林の縁に植えたが、種がこぼれて今の場所に居着いた。どうやら半日陰の北向きの壁面が気に入っているようだ。

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