〔特集〕八ヶ岳南麓にセカンドハウスを建てて10年「ようこそ夢のローズガーデンへ」地釡政弘&愛枝夫妻の美しき景色づくり 家庭画報本誌編集部に一通のお便りが届いたのは5年前の春のこと。「土地購入から20年かけてバラの庭をつくりました。八ヶ岳南麓にお越しになりませんか」とのお誘い。地釜夫妻は都下で、バラの庭づくりをライフスタイルの中心に据えた日々を過ごすうち、リタイア後の人生設計は、広い敷地でゼロから庭づくりをしようと心に決めて、八ヶ岳高原に土地を入手。10年前に長年ヨーロッパの庭巡りで夢見ていた「石積みの家」を建てることから、理想の庭づくりを始めました。未公開のプライベートガーデンの誌上散策へご案内しましょう。
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至福のサンクチュアリでもう一つの庭時間
咲き満ちたバラと遊ぶ
庭の中央には「ウェルカムテーブル」。フランス・コルマール地方の古いピッチャーには咲きたてのバラ。深紅の“つるエトワール・ド・オーランド”、ピンク色の”ラ・レーヌ・ビクトリア”、アンズ色の“クィーン・オブ・スウェーデン”、淡いピンク色の“ナエマ”……。低く斜めに射し込む西陽が庭の違った表情を浮かび上がらせている。
お二人の庭は6月上旬から7月半ばまでが花盛り。
「次々にバラが咲くこの時期には早朝2時間かけて庭内を巡回して花がら摘みをしたり、倒れそうな花に支柱を立てたりと手入れが欠かせません」と語る政弘さん。
ご家族やご友人を招いての集いではもちろんバラが主役です。ビューポイントに置いたベンチにはクッションを、ガーデンテーブルには花あしらいをとバラを生かした趣向があちらこちらにしつらえられています。ここではガーデンローズならではの愛枝さん流おもてなしアイディアを披露していただきました。
愛枝さん流
おもてなしのアイディア
晴れた日にはテーブルを持ち出してティータイム。
パステルカラーのバラを選んで浮かべ花に、マカロンも色を揃えて。
玄関前で談笑する政弘さんと愛枝さん。
“シャルル・ド・ミル”のローズウォーター、優美なオールドローズ香に心が躍る。
株が疲れないよう早めに花を摘むのが地釜さん流、籠には“ザ・ピルグリム”、“グラハム・トーマス”、“ジ・エンシェント・マリナー”など名花が揃い踏み。
庭の各所にはお洒落なイスが置かれて眺めのいいシッティングエリアに。
イングリッシュローズの“コンスタンス・スプライ”やオールドローズの“ラ・レーヌ・ビクトリア”を束ねて手土産に。
洋書を見本にアイアン作家に特注したベンチとアーチ。
右・地釡政弘(じがま・まさひろ)1957年生まれ。東村山市在住。NHK BS「私のガーデニングコンテスト2001」優秀賞。2011年「第21回全国花のまちづくりコンクール個人部門」奨励賞受賞。
左・地釡愛枝(じがま・いとえ)1955年生まれ。1999年より難波光江さんに師事。2000年、「国際バラとガーデニングショウ ハンギングバスケット部門」で農林水産大臣賞受賞。
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