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令和7年3月3日 成年をお迎えになって初めての記者会見

2026.03.12

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【特別企画】慶祝「成年式」によせて 悠仁親王殿下 令和7年9月6日、秋篠宮家ご長男の悠仁(ひさひと)親王殿下は19歳のお誕生日をお迎えになり、快晴の下、古式ゆかしく「成年式」が執り行われました。秋篠宮皇嗣殿下の成年式以来、40年ぶりのことでした。成年式は皇族の男子が成年に達せられたときに行われる「元服」に由来する儀式で、奈良時代より1300年の時を超えて、連綿と受け継がれてきました。ご慶事にあたり、成年式に臨まれた悠仁さまのご様子と19年にわたるご成長の軌跡を辿ります。

・「特別企画 慶祝『成年式』によせて 悠仁親王殿下」の記事一覧はこちら>>>

この度の成年式を遡ること半年前、令和7年3月3日に、悠仁さまは成年を迎えられたことを受けて、初めての記者会見に臨まれました。あらかじめ用意された質問についてのお答えを一部抜粋してご紹介いたします。

成年を迎えられたお気持ちとご抱負

ご成年をお迎えになっての記者会見に臨まれた悠仁さま。(赤坂東邸・令和7年3月3日)

ご成年をお迎えになっての記者会見に臨まれた悠仁さま。(赤坂東邸・令和7年3月3日)


昨年(編注・令和6年)9月6日に18歳の誕生日を迎え、成年になりました。これまで成長を見守ってくださった方々や、折々に支えてくださった方々に深く感謝申し上げます。(略)


公的な活動についてですが、大学在学中は学業を優先させていただきながらにはなりますが、少しずつ携わっていくことになると思います。周りの方々から御助言を頂きながら、一つ一つに丁寧に取り組み、成年皇族としての自覚を持ち、皇室の一員としての役割をしっかりと果たしていきたいと思っております。これまで、天皇皇后両陛下や上皇上皇后両陛下が、公的なお務めにお心を込めて取り組まれているお姿を拝見し、また、お話を伺う機会もあり、大切なことを学ばせていただいてまいりました。また、両親や姉からも、実際に行事に出席した方や、訪問先でお会いした方々のお話を聞き、また、その土地の文化や風土についての話も聞き、ときには両親に同行することによって、活動の在り方を間近に見ることによって、学んできました。

令和8年1月2日 初めて新年一般参賀にお出ましになった悠仁さま(右端)。午前中は上皇上皇后両陛下もお出ましになり、3世代お揃いに。新年を寿ぐ参賀者は6万人を超えた。

令和8年1月2日 初めて新年一般参賀にお出ましになった悠仁さま(右端)。午前中は上皇上皇后両陛下もお出ましになり、3世代お揃いに。新年を寿ぐ参賀者は6万人を超えた。

象徴天皇の存在と皇室の在り方

象徴天皇の存在につきましては、上皇陛下がお考えになってこられ、天皇陛下が先日の記者会見でおっしゃっていましたように、常に国民を思い、国民に寄り添う姿なのではないかと思います。また、皇室の在り方につきましても、天皇陛下のお考えのもと、人々の暮らしや社会の状況に目を向け続けていくことが重要であると思います。そして、出会いを大切にして、人々の幸せを願い、気持ちに寄り添い続けることが重要であると思います。(略)

皇族としての立場の受け止めや考えについてですが、頂いたお仕事の一つ一つに心を込めて丁寧に取り組むことが大切であると考えています。また、お役に立てるよう努めてまいりたいと思います。

大学の志望理由と学びたい分野

筑波大学生命環境学群生物学類を志望した理由についてですが、興味を深く探究したいと考え、様々な大学を調べていく中で、生物について学べる環境が自身に適していると考えたため志望しました。また、実験が豊富にあり、実習場も備えているため、生物に直接触れて学ぶことができるところが魅力であると感じました。筑波大学につきましても、一つのキャンパスの中にいわゆる学部・学科に相当する学群・学類が多く集まっており、学んでいる分野以外の人とも交流をすることができることが良いことだと思っています。大学に入学しましたら、以前から興味を持っていました昆虫、とりわけトンボも含めて、幅広く学んでいきたいと思っております。また、現在の市街地におけるトンボの減少といった状況も受け、保全や保護のような観点にも興味を持っています。

戦争の歴史との向き合い方

私は幼少の頃から戦争に関する資料館を訪れたり、沖縄、長崎、広島といった地を訪問したりする機会がありました。その中で戦争について、詳しく学んだり戦争を経験された方の話を伺ったりする中で、戦争によって多くの方々が命を失い、またつらく苦しい思いをされたことは言葉で言い表すことができないほど痛ましいものであると考えました。また、先月、舞鶴引揚記念館を訪れた際にも、引き揚げのお出迎えの経験者の方や学生語り部の方からお話を伺う機会がありました。その中で当時の人々の思い、そして当時の状況をしっかりと深く受け止め次の世代に語り継いでいくことの重要性を感じました。その上で一人一人がお互いの立場を理解し合い、学びを深めて平和の実現に向けて努めていくことが大切であると思いました。これからも平和について実際に書籍を読んだり、その場所を訪れたりすることを通して考えていきたいと思っております。

この記事の掲載号

『家庭画報』2026年03月号

家庭画報 2026年03月号

写真/宮内庁提供(33~42ページ上・中、43、45、46ページ右下を除く7点、47、48ページ左下2点を除く4点、49ページ左上を除く5点、51ページ上)朝日新聞社(42ページ下、46ページ右下、49ページ左上、50ページ中・下2点、51ページ下)時事通信社(48ページ左下2点ともにブータン王室広報局提供)文様(32~33ページ『平安文様』八條忠基著 マール社)撮影/本誌・坂本正行(44ページ、50ページ上) 構成・取材・文/阿部聖子

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