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英国貴族と馬。レディ・フィオーナの愛馬はアラブ馬の「フィーブ」

英国ハイクレア城に暮らすVol.10【最終回】

英国フリーライター山形優子フットマンが、ドラマ『ダウントン・アビー』の舞台にもなったハイクレア城に住む現・伯爵夫人「レディ・フィオーナ」を取材した集中連載「ハイクレア城に暮らす」。最終回である第10回では、ハイクレア城伯爵家の馬ついてお届けする。(今までの連載#ハイクレア城に暮らすを読む)


カナーヴォン伯爵一家と馬

城の景観は、馬上からの視点でデザイン

ランドスケープ・ガーデンとして有名なハイクレア城の雄大な景観は、実は「馬上からの視点でデザインされたもの」だそうです。

この地形デザインを請け負ったのは、英国が誇る18世紀の造園家ケイパビリティ・ブラウン。ハイクレアはもちろん、ヘンリー8世所縁の城ハンプトン・コートの庭の一部など、英国中に170か所に及ぶ名園を造った偉人です。

ハイクレア城の広大な庭ケイパビリティ・ブラウンの植えたレバノン杉が城と見事に調和。

ブラウンは56本のレバノン杉の苗を、巨木に育った姿を想像しながら、ハイクレアの要所要所に植林。現在の、天に向かって大きく広げられた深緑の傘のような樹を見るたび、彼の先見の明に感服せざるを得ません。城へ向かう馬車の窓から眺めたドラマチックな光景に客人は、さぞ圧倒されたことでしょう。

もちろん、伯爵夫妻もこの景観を馬上から楽しみます。今回は、英国貴族にとって欠かすことのできない動物、ハイクレア城の馬たちの物語をご紹介しましょう。

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