ライフスタイル
2022/07/01
爽やかな庭で小さな集い&話題のホテルライクなグランピング 夏を楽しむ アウトドアで大人遊び 第1回(全12回) テントを張っての野趣溢れるアウトドアではなく、大人世代は別荘で、あるいは自宅のガーデンで、そして旅先で、自然に親しみながら、ゆったりとエレガントに、外遊びを楽しむのが今の気分。本特集ではおもてなしの達人たちによる小さなガーデンパーティをはじめ、この夏、大人の女性の心が躍るアウトドアの魅力、より楽しむためのアイディアをお届けします。
【おもてなし上手の小さなアウトドアパーティ拝見】樹々に囲まれた庭は、都心とは思えない開放感。広々としたウッドデッキに置かれたテーブルにかれんさんの仕事仲間が集う。まずは自家製の果実酒で乾杯! 自慢のはっさく酒、きんかん酒、梅酒から好みのものを選んで炭酸水で割り、庭のハーブを加えて。桐島さん着用のワンピース/ハウス オブ ロータス 二子玉川店
庭の奥に広いウッドデッキテラスのある桐島かれんさんの自邸。テーブルに座ると鳥の鳴き声が聞こえ、隣家の借景も手伝って、都心にありながら森の中にいるような気分にさせてくれます。そんなテラスに仕事仲間を招いた気軽なティーパーティにお邪魔しました。
ベジスパイラルタルトはリコッタチーズ、バジルペースト、カシューナッツのフィリングに、ピーラーでむいたにんじん、なす、ズッキーニを巻いてのせ、オーブンへ。
「大人数のときはもちろん、ちょっとした集いを計画するときも、まずはテーマを決めます。たとえば“メキシカンランチパーティ”などとテーマを設けると、空間のデコレーションやテーブルコーディネート、料理のメニュー、飲み物の種類、自分の装いまで、自然に決まっていきますよね。“ご飯食べよう”、“お茶しよう”といういつもの時間も、気分が変わり、少しだけ特別なものになります」
プレートにシダ系の葉を敷き、ガラスのカップ&ソーサーを。ナプキンとカトラリーはグリーンを1枝添えて園芸用の麻紐で結ぶ。テーブルフラワーはカモミール。
この日は“ボタニカル”をテーマにしたティーパーティ。まずゲストに手渡されたのは、園芸ばさみと小さなざる。庭のハーブの中から好きなものを摘んでお湯を注ぐと、フレッシュハーブティーの爽やかな香りが広がります。
摘みたてのフレッシュハーブティー。
エディブルフラワーや野菜をたっぷり使った料理とドリンクには、ぐっと心をつかまれるキュートなアイディアがいっぱいで、会話が止まりません。
モデルとして活躍する傍ら、ライフクラフトブランド「ハウス オブ ロータス」のクリエイティブディレクターを務める。植物のある生活をテーマにした『桐島かれんの緑のある暮らし』(宝島社)を上梓。6月には母・桐島洋子さんと2人の弟妹との共著『ペガサスの記憶』(小学館)が発売予定。YouTubeチャンネル『桐島かれん at Home』も好評配信中。
撮影/鍋島徳恭 取材・文/安藤菜穂子
『家庭画報』2022年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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