ライフスタイル

子どもへの援助をしすぎていませんか?「これからの家族のお金問題」を考える

親世代のあなたへ。ファイナンシャルプランナー畠中雅子さんに伺う いつまでも豊かに暮らすために「これからの家族のお金問題」 子どもや孫についついお金を援助しすぎていませんか。いきすぎた援助は親子どちらのためにもならないと語るファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんに、親子が自立しつつ仲よく、心豊かに暮らすためのお金の適切な使い方についてアドバイスしていただきました。娘世代のかたは、親御さんへの“頼りすぎ”を要チェックです。

これからの家族のお金問題
ファイナンシャルプランナー
畠中雅子さん

新聞・雑誌・ウェブに多数の連載を持つほか、セミナー講師、講演、相談業務などを行う。『ラクに楽しくお金を貯めている私の「貯金簿」』(ぱる出版)など、著書は70冊を超える。

実家の冷蔵庫の中身を物色する「娘どろぼう」

最近、息子夫婦や娘夫婦が実家の近くに住む「近居」が増えています。子育てが始まれば親に助けてもらえますし、親も近くに子どもがいれば安心というわけですが、そこで気になるのが、子どもの自立心のなさもさることながら、面倒見がよすぎる親の姿勢です。

たとえば、娘が実家に始終やってきては、帰りに冷蔵庫にある食材や買い置きの日用品をごっそり持って帰るという話をよく聞きます。しかも、母親も制するどころか「娘がどろぼうに来るのよ」とニコニコしながら冷蔵庫を満杯に詰めておきます。

私はこれを「娘どろぼう」と呼んでいます(笑)。そのくらい大したことないと思うかもしれませんが、生活費に占める割合は意外に高く、一度、家計簿に「娘費」という項目を立てて計算してみてはどうかと思うほどです。

また、一緒に買い物や旅行に行くと費用はすべて親が出すとか、子どもが家族で帰省するとそのたびに親が交通費を渡しているという例もよく見かけます。

近年は離婚も増えているため、それがさらに進んで「出戻りリスク」も高まっています。子連れで実家に戻ってきた娘が「子どもが小さいうちは子育てが大変だから、働きたくない」などといいだし、「今うちの娘は傷ついていてかわいそうだから」と、親がそのまま何年も養い続けるケースも珍しくありません。

孫に対しても、嫁ぎ先への遠慮がいらなくなり、独占して可愛がれるのでタガがはずれてしまい、財布の紐も緩みがちです。

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