ライフスタイル
2021/12/02
ルボンボン優子さん 聖夜の素敵なデコレーション 第2回(全3回) 心弾むデコレーションで自宅を飾り、家族と一緒にクリスマスを楽しく過ごすルボンボン優子さんを訪ねました。前回の記事はこちら>>
【ディナーのテーブルにはヴィンテージシルバーとクリームウェアを合わせて】ガラスのチャージャーに、柔らかな乳白色のクリームウェアとシルバーウェアを重ね、魚介入りアボカドのテリーヌを盛って。「ロイヤル クリームウェア」のカップ&ソーサーにはスープを。そのほかビーフジンジャーパイやブロッコリースロー、ポークテリーヌといった家族の好物が並ぶ。手作りスパイスクッキーのツリーなど、サイドボードのデコレーションにもアイディアが光る。
海外での生活が長かった優子さんの家庭では、クリスマスの当日は家族で静かに過ごすのが恒例となっています。家族だけであっても、この日のディナーは少し特別感をプラス。銀やガラスの繊細な輝きを引き立てるグレージュのクロスの上に、20代の頃から愛用しているというイギリスの食器「ロイヤル クリームウェア」と、ヴィンテージのシルバーウェアを合わせてテーブルを整えました。
「家族で囲む食卓ですからフォーマルになりすぎず、コージーな雰囲気に。たくさんの思い出とともに大切に使い続けてきた食器を使っています」と微笑む優子さん。
やがて光の主役は、窓からの自然光から、照明やキャンドルの灯へ。味わいあるシルバーに映り込む光が刻々と色を変えゆく黄昏時、ディナーが始まります。
コーディネートにリズミカルな立体感を作っているのは、多様な使い方によって高低差をつけたガラスの器。フランス製のアンティークのキャンドルスタンドやヴィンテージシルバーと呼応し、優美な世界を織りなしている。
食後はリビングでツリーを眺めながらのティータイムを。トレーをのせてローテーブルに見立てた大きなオットマンの上に、ヴィンテージシルバーのポットや、品よく輝くガラス器に並べたお菓子をサーブ。エレガントな趣の中に、塗りのトレーなどでシノワズリテイストを加えた優子さんらしいセッティングです。
ときには手作りケーキを味わったり、ご主人と息子さんがチェスの対戦をすることも。クリスマスを迎えるたびに、家族との新しい思い出が積み重なっていきます。
ヨーロッパやアジアから輸入するインテリアアイテムやテーブルウェアを中心としたセレクトブランド「ルボンボン」のオーナー。海外生活で磨かれた感性や、東西の美が融合する独自の世界観にファンが多い。日々の暮らしを発信するインスタグラムも人気。
撮影/本誌・西山 航 取材・文/鈴木博美
『家庭画報』2021年12月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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