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繊細な穂が美しい、雲のようなパニクムを合わせて。ニュアンスカラーのモダンなブーケ

2021.06.24

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北海道「十勝千年の森」ファームガーデンだより 麗しき花摘み庭(カッティングガーデン)の喜び 第6回(全7回) 十勝千年の森には「カッティングガーデン」という、摘んで飾るために草花を育てる花壇があります。ヘッドガーデナーの新谷みどりさんが繰り出す植栽プランは「ラスティックビューティー」そのもの。いくつもの喜びに出会える花摘み庭の魅力をご紹介します。前回の記事はこちら>>

数種類でもこんなに美しい花束に。花摘み庭のおすすめプラン


新谷みどりさんに、実際に摘んだばかりの花を使ってブーケの制作をお願いし、植物についてのコメントもお寄せいただきました。

庭の広さに余裕があれば、基本的にはどの花材も混植は可能だそうです。

うまく束ねるには、花の茎を斜めに交差させ、回転させながら組むスパイラル技法を取り入れるのがコツです。

2種の葉色の対比が美しい。中間色のモダンなブーケ


2種の葉色の対比が美しい中間色のモダンなブーケ

繊細な色のダリアと種付きのセリンセ・マヨール、雲のようなパニクムを合わせたニュアンスカラーの花束。セリンセの青緑が目に鮮やか。

使用した花材


2種の葉色の対比が美しい中間色のモダンなブーケ
a.ダリア‘アンティークロマン’(Dahlia)

花つきがよく、収穫すると次々に花芽が上がって育てやすい。

b.セリンセ・マヨール‘プルプラセンス’(Cerinthe major)

開花期が長く、こぼれ種でよく増える。寒冷地では一年草扱い。

c.パニクム・エレガンス ‘フロスティッド エクスプロージョン’(Panicum elegans)

夏の淡い緑色から秋の赤みがかった色まで、繊細な穂が美しいグラス。

新谷みどりさん

新谷みどりさん
南九州大学園芸学部造園学科卒業。2002年、公開型庭園のガーデナーを目指してスウェーデンに渡り、ミレスゴーデン、ローゼンダール・トレーゴードで学ぶ。帰国後、造園会社や園芸会社で経験を積み、2008年、十勝千年の森のヘッドガーデナーに就く。





〔特集〕北海道「十勝千年の森」ファームガーデンだより 麗しき花摘み庭(カッティングガーデン)の喜び



01 「花摘み庭づくり」成功のポイント

02 暮らしと庭をつなぐ「カッティングガーデン」の魅力

03 深い赤が輝くパッション溢れるブーケ

04 青の階調が豊かな瑠璃色ブーケ

05 風に穂が揺れるサーモンピンクのブーケ

06 ニュアンスカラーのモダンなブーケ





この特集の掲載号
『家庭画報』2021年7月号



『家庭画報』2021年7月号


監修=新谷みどり 撮影=大泉省吾 取材・文=大山直美 協力=十勝千年の森 ※この特集で紹介した栽培例は、北海道・十勝地方で実施されたものです。地域や気候により、適する植物や植え付け時期などは異なります。
『家庭画報』2021年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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