インテリア

青い花が大好きな女性へ贈る、ナチュラルで優しい雰囲気の「ニゲラ」のブーケ

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

5月25日の贈り花

5月25日の贈り花

青い花が大好きな方へ、誕生祝いの贈り花

友人の誕生日を祝う花のオーダーをいだたきました。その女性は青い花がとてもお好きと伺いました。この連載をしていて、青い花が好きな方がとても多いことをあらためて感じています。さわやかで心が癒やされる青い花の魅力、皆さんよくご存じでいらっしゃいますね。

この時期はデルフィニウムや花木のライラック、出回り始めのアジサイなど、意外に青い花が多く集まります。その中から今回メインに選んだのは、庭でも咲いているニゲラです。

ニゲラには白やピンクの花色もありますが、なんといっても魅力的なのは青花です。濃い青、淡い水色など、どれも涼しげで透明感のある花色です。

ニゲラは、苞(ほう)と呼ばれる糸状の葉が花の周りにあり、その様子がナチュラルな雰囲気を強く感じさせます。誕生日を迎える女性がナチュラルな雰囲気の方とお聞きしていたので、ニゲラならきっとお気に召していただけると考えました。

ニゲラの優しい青色をより引き立てるために、グレーに染めたアスチルベを添え、ニゲラとよく似た花色のアジサイでボリューム感を出して束ねました。清涼感たっぷりのブーケ、喜んでいだたけるといいなと願っています。

【使用花材】
ニゲラ ミスジーキルブルー
アスチルベ グレー(染め)
アジサイ スパイクブルー

贈り花のヒント
ニゲラはキンポウゲ科の一年草で、タネが黒いことからクロタネソウという和名でも知られています。庭で咲くのは4月下旬~7月上旬ですが、切り花では早春から長い期間出回ります。

花が終わったあとにはシックな紫色の風船のような実をつけますが、これがまたしゃれていて、切り花でも出回ります。その実はドライフラワーとしても利用できます。

この花の持つナチュラルで優しい雰囲気は、どなたにも好まれると思うので、贈り花にも積極的に利用してみてください。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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