まるでバラ！見惚れるほど美しいリシアンサスのブーケを、生産者の父へ贈る

5月8日の贈り花

娘から父へのバースデーギフトは、リシアンサスで決まり！

リシアンサス。和名のトルコギキョウや学名のユーストマでも出回る花です。札幌の花市場で働く女性から、父のように慕う方へ誕生日の贈り花を依頼されたのですが、今回はどうしてもリシアンサスでなくてはいけない理由がありました。その父と慕う方は、栃木で長くリシアンサスを生産されていらっしゃるのです。

広島ではその生産者さんのリシアンサスが入手できず、東京の花市場にオーダーして、その方が生産されたマキアルージュという美しい品種を手に入れることができました。


写真をよくご覧ください。このマキアルージュ、花だけ見るとまるでバラ！よくリシアンサスは「バラのような美しさ」と表現されますが、ここまでバラとそっくりな品種はなかなかありません。葉や草姿はリシアンサスのままなのですが…。

深く艶やかなピンクがかった赤も魅力的で、この花色を引き立てるために、ライラックやスイートピーなどのブルー系を加えてみました。繊細な穂のホルジュウムを加えて、初夏の風を感じさせるさわやかな雰囲気に仕上げました。

花が届いたら、きっとお父さまは驚くと思います。端正込めて育てて出荷した花が、ブーケになって戻ってくるなんて。そのときの驚きの顔、喜びの顔、見てみたいな〜と思いました。

【使用花材】
リシアンサス マキアルージュ
ライラック ブルー
クレマチス ミセスアヤメ
宿根スイートピー ブルーフレグランス
ルピナス
ホルジューム
レピディウム エメラルドビーズ
ビバーナム スノーボール

贈り花のヒント
ただその方の好きな花や好きな色の花を贈るのではなく、ストーリー性のある花選びをしたいとずっと思っています。

今回は、生産者さんにご自身が作った花を贈るサプライズでしたが、思い出の花などを聞き出せて、それを使った贈り花にすることができたら、贈られた方の喜びは、さらに増すのではないかと思います。

たとえば、結婚記念日の贈り花に、結婚式のブーケに使った花を利用したり、旅行の思い出に登場する花を使ったり…。皆さまも何かストーリーのある贈り花のアイディアを考えてみてください。きっとオリジナリティのある贈り花ができると思います。

下の写真をスワイプしてご覧ください。