インテリア

なんて清楚! スズランと「青いスイートピー」のアレンジを青が好きな友人へ

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

4月9日の贈り花

4月9日の贈り花

青いスイートピーとスズラン。なんて清楚な贈り花!

岡山県倉敷市の船穂、そして宮崎県児湯郡の尾鈴。スイートピーの2大生産地から、青く染められたスイートピーが同時期に届きました。

いままでも染めのスイートピーはたくさん使ってきましたが、2種の青いスイートピーを同時に使う機会はなかなかありません。まさに夢の共演です。

ブルーに染めたといっても発色にはかなり違いがあり、船穂のアッシュブルーはシックなくすみ系の花色、尾鈴のそらいろは澄み渡る青空のように透明感のある花色です。

この美しい青をさらに引き立てたくて、真っ白いスズランをアクセントに加えてみました。あとはシレネと豆軍配ナズナのやわらかなグリーンを加えただけ。できるだけシンプルにして、花色の青をアピールしたいと考えました。

さて、このブーケをお届けするのは、青がとても好きという女性です。お友達からのバースデーギフトですが、青いスイートピーはちょっとしたサプライズではないかと思います。

ラッピングをほどいてびっくりする様子を思い浮かべながら束ねていると、何だかワクワクした気持ちになってきました。誰かを驚かせて喜ばせるのは、とても楽しい仕事ですね。

【使用花材】
スイートピー アッシュブルー、そらいろ(2種とも染め)
スズラン
シレネ 小布施の郷
豆軍配ナズナ

贈り花のヒント
庭でスズランが咲くのは5月になってからですが、切り花では1月から出荷が始まり、4月〜5月に最盛期を迎えます。スズランはシンプルに束ねて清楚な雰囲気を生かすのも素敵ですが、純白の小さな花をブーケやアレンジ全体に散らし、アクセント的に使うのもおすすめです。

ベル型の花は意外に存在感があってよく目立つので、少し加えるだけでもアクセントとして効果を発揮してくれます。人気の高いスズランを脇役に使うのは贅沢に思えますが、かわいらしさやさわやかさが欲しいときにぜひ利用してみてください。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

Ranking今週の人気記事 ベスト5

家庭画報 最新号

2020年7月号 6月1日発売

一部地域は輸送の関係で発売が遅れる可能性があります。

© SEKAI BUNKA PUBLISHING INC. All rights reserved.

Loading