インテリア

うるう年生まれの友達へ、原種のミニチューリップを使った個性的な贈り花

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

2月29日の贈り花

2月29日の贈り花

4年に1度しか誕生日の花を贈れないなんて!

2月29日が誕生日の方は、4年に1度しか誕生日の当日が来ないのですね。そんな日に生まれたお友達へ、お祝いの花を贈りました。ちなみにご依頼くださった方は、うるう年ではないときは、毎年28日に届くように贈っているのだそうです。

今年はそのうるう年。お祝いの花もひときわ印象に残るものをと思い、個性的な原種系のミニチューリップを使ったアレンジを作ってみました。

このチューリップの品種名はアルバコエルレアオクラータ。写真ではまだ蕾の状態ですが、開いてくると白い花びらに中心部が紫の花色というとてもしゃれた花です。

最近、庭でも原種系チューリップが人気ですが、球根自体の数量が少なく、希少な品種です。今回は球根付きの、花市場ではバブルチューリップを略した「バブチュー」と呼ばれる状態で入手できたので、球根部分も、スマートな葉も生かしたアレンジにしてみました。

初めて見た方は、球根付きのアレンジに驚かれるのではないかと思います。ちょっとしたサプライズ感が贈り花の印象を強め、記憶に残る花になってくれると思います。

合わせたのは紫色のパンジー。そしてピンク色のヒヤシンス、網目模様の花びらが個性的なフリチラリア メレアグリス、といずれも春に咲く球根の花々です。アレンジに明るさが欲しくて、黄色のミモザも加えました。

春の庭景色を凝縮したようなブーケ、誕生日の当日、29日に届くように送らせていただきました。

【使用花材】
チューリップ アルバコエルレアオクラータ
パンジー オルキ ブルーシェード
ヒヤシンス アプリコットパッション
フリチラリア メレアグリス
ミモザ
紅葉ミント

贈り花のヒント
春に咲く球根の花は、4月上旬くらいまで出回りますが、気温が上がるとすぐに開いてしまうので、今の時期に利用しておくのがおすすめです。

チューリップは個性的な原種系も多く出回るようになっていますし、八重咲きのボリューム感あるスイセンも品種が増えています。お手元に届いてから花が開くように、蕾の状態で束ねたり、アレンジをするとよいでしょう。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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