インテリア

えっ、これお花?ぷっくりした形がユニークなカランコエを使った遊び心あるブーケ

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

2月21日の贈り花

2月21日の贈り花

バレエの発表会で女の子に贈る愛らしいブーケ

バレエの発表会に出演する女の子に手渡すブーケのオーダーをいだたきました。バレエを習う女の子、多いそうですね。私の店にもよく発表会のブーケの依頼があります。

小さな女の子ですから、きっと舞台で踊るのはとても緊張すると思います。ブーケは踊る前に渡すとお聞きし、かわいらしさの中に子どもらしい遊び心のあるブーケで、緊張感を解きほぐしてあげたいと思いました。

選んだ花色は赤。バラやアネモネ、ラナンキュラス、スカビオサなど、ニュアンスの異なる赤花を集め、最後に個性的なカランコエを加えてみました。細長いふっくらした花がカランコエのアップルキッズ。名前にもキッズ(子ども)が入っていました。

これを見たら「えっ、何? これお花?」と驚いてくれるか、それともおもしろい花形に思わずクスリと笑ってしまうか。そんな女の子の表情を勝手に想像しながら束ねました。

派手になりがちな赤ですが、シルバーグリーンのユーカリを加えると、程よい感じに落ち着き感が出て、かわいらしさをアピールできます。どうか上手に踊れますように、と祈るような気持ちで束ねました。

【使用花材】
バラ イブピアジェ
ラナンキュラス リナセティ
アネモネ デカン
スカビオサ テマリマドカ
カランコエ アップルキッズ
ユーカリ

贈り花のヒント
バレエ以外にもピアノやバイオリンなどの音楽、また最近ではダンスの発表会などで手渡すブーケの依頼をよくいただきます。

小さい子どもの場合は、手渡したときに持ちやすいサイズにしてあげることも大切です。大きすぎると体とのバランスが悪くなり、持ちにくいだけでなく、持った姿が美しく見えないこともあります。

また、あらかじめ衣装がわかるようなら、それに似合う花色のブーケにすると喜ばれると思います。花選びは「かわしらいさ」をキーワードに、花形がくっきりしておもしろい、フリフリがかわいいなど、子どもでもわかりやすい魅力のある花にするのがおすすめです。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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