インテリア

真っ青に染まったアスチルベで驚きを届ける贈り花

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

2月15日の贈り花

2月15日の贈り花

遠くで暮らす友人に毎年贈るバースデーギフト

札幌に住む女性から、愛媛の松山で暮らす友人へのギフトです。遠く離れて暮らしていても、誕生日の贈り花をずっと欠かさず続けていらっしゃるそうです。

今年は真っ青な染めのアスチルベで驚かせようと思い、ブルーをメインにピンクを挿し色に加えたブーケを作りました。この時期は、遠方でも気温差を心配することなく、ブーケをお届けすることができます。

ブルーのアスチルベに、かわいらしい青に染められたマトリカリアも加え、赤いアネモネ、黄色のパンジー、そして出回り始めたばかりのルピナスのピンクを少しずつ足してみました。赤も黄色もピンクも、ブルーを背景にするとより美しく引き立ちます。風船のようにふっくらしたシレネとカランコエを加えると、ナチュラルで動きのある表情に。

そういえばルピナスは冷涼な気候を好むので、初夏になると北海道では庭だけでなく、道端などでもこの花が咲いているのを見かけます。そんな北海道のイメージも花から感じてくださるといいなと思いました。

赤いアネモネが開いてくると、このブーケはもっと華やかに、印象が強くなると思います。今年の誕生日が、アネモネとともに記憶に残る日になりますように…。

【使用花材】
アスチルベ スカイブルー(染め)
マトリカリア ブルーワンダー(染め)
八重咲きアネモネ スカーレット
パンジー カルメン
ルピナス
カランコエ アップルキッズ
シレネ グリーンベル
銀葉アカシア

贈り花のヒント
染めの花を好まない方もいらっしゃると思いますが、これほどきれいな、そして自然では手に入らない花色を目にすると、使ってみたくなるのが花屋です。

最近の染め花はクオリティが高く、言われなければ染めたとわからないくらいナチュラルな色に仕上がっています。贈り花に個性を出すという点でも、染めの花はどんどん取り入れてみてください。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

Ranking今週の人気記事 ベスト5

家庭画報 最新号

2020年4月号 2月29日発売

名店の「昼膳」

一部地域は輸送の関係で発売が遅れる可能性があります。

© SEKAI BUNKA PUBLISHING INC. All rights reserved.

Loading