インテリア

ぱっと開いたマムの花姿がまるで笑顔のよう。優しかった母を偲ぶ命日の贈り花

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

1月18日の贈り花

1月18日の贈り花

命日のお供えに優しい花色のアレンジを

お母さまの命日にお供えするアレンジのオーダーを娘さんからいただきました。優しくていつも笑顔を絶やさなかったお母さまだったそうで、そんなお母さまのイメージに沿ったアレンジを作ることにしました。

お供えの花ということで、ビビッドな色は使わず、優しいパステルカラーを選びました。

八重咲きの白のアネモネ、ほんのりピンクがかった白のリシアンサス、淡いピンクのアスチルベ、そして透き通るようなピンクのベールと白に紫が美しく混じるダークブルーという2種のスイートピーです。

「スイートピーの日」まであと3日で、市場は珍しい品種なども豊富に揃っているので、それを利用して「旬」を感じていただこうと考えました。

黄緑色のマムはアナスタシアグリーンという品種です。ぱっと開いた花姿がさわやかな笑顔のように見えませんか。お母さまの素敵な笑顔を思い浮かべていだたけたらと思い、数輪を加えました。

命日のお供えとはいえ、寂しい印象は避けたいと思い、色味を少し増やし、静かながらも華やかさのあるアレンジに仕上げました。

【使用花材】
スイートピー ベール、ダークブルー
マム アナスタシアグリーン
アネモネ 八重咲きホワイト
ラナンキュラス ちほの恋
アスチルベ ライトピンク
銀葉アカシア

贈り花のヒント
命日にはお墓参りに行って花を供える場合もありますが、今回はご自宅の仏壇に飾るということで、バスケットにフローラルフォームを詰めて花を挿すアレンジにしました。

亡くなられた方を偲ぶ時間でもあるので、その方をイメージするような花を供えるのがおすすめです。派手な色合いは避けたほうがよいものの、それが故人をイメージさせるポイントの色であれば、赤や黄色も加えてかまわないと思います。花で故人を懐かしく思う、それが一番の供養になるのかもしれません。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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