インテリア

ペットを偲ぶ贈り花。優しく寄り添う気持ちを届けます

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

1月17日の贈り花

1月17日の贈り花

愛犬との別れを悲しむ友人にお悔やみの贈り花

山口県岩国市に住むお友達へ、東京からお悔やみの贈り花です。長年、家族同様に暮らしてきた愛犬が亡くなり、とても悲しんでいるので、元気づける花を贈りたいというご依頼です。

愛犬や愛猫との別れは、思いがけないほど喪失感が深いものです。悲しみに暮れる飼い主さんへの贈り花は、優しく寄り添うような気持ちがまっすぐ届く、とても効果的なお悔やみだと思います。

お悔やみの花なので、花色は抑えぎみにし、深みのある色合いを選んで、悲しみの深さを思いはかる気持ちを表現しようと考えました。

でも、その悲しみを一瞬だけでも忘れさせるような驚きを何か加えたいと思い、ひと目見ただけでは何の花かわからない新しいラナンキュラスをメインに使いました。花が大きくふりふりのポンポンシリーズの中からシックなピンクと緑が混じるマジックです。このニュアンスのある深い花色なら、お悔やみに利用しても大丈夫だと考えました。

パンジーとアネモネのパープル系を加えてボリュームを出し、淡いピンクのアスチルベやまだ蕾の銀葉アカシアを加え、全体が暗くなりすぎないようにしてみました。

早春の花々を集めると、色合いはシックでもどこか春めく気分が感じられるアレンジになるものです。気持ちを上向きにしてくれる贈り花でありますように、と願いながら制作しました。

【使用花材】
ラナンキュラス ポンポンマジック
パンジー オルキ ブルーシェード
アネモネ ミストラルラベンダーシェード
アスチルベ ライトピンク
銀葉アカシア
ロータスブリムストーン

贈り花のヒント
ペットが亡くなった方へのお悔やみの贈り花、最近よくオーダーをいただくようになっています。今回は飼い主さんの悲しみに寄り添うような花色を選びましたが、飼っていたペットをイメージさせる花色を選ぶのもよいと思います。

かわいらしい子ならピンク系、元気な子なら黄色やオレンジ、真っ白な毛並みがきれいな子ならホワイトなどなど。また、かわいらしさを表現するなら、小花やポンポン咲きの花も効果的です。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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