インテリア

お祝いの贈り花にぴったり。「春の赤い花」を集めたあでやかなブーケ

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

1月15日の贈り花

1月15日の贈り花

あでやかな花色の春の花を束ねてお母さまに贈る

娘さん姉妹からお母さまへ、誕生日のお祝いの贈り花です。お母さまは元気でお若く、明るい性格と伺い、春の花の中から赤やピンクの華やかであでやかな花を集めたブーケを作ることにしました。

春は花屋にとって、本当に楽しく気分が上がる季節です。かわいらしい花が多く、しかも花色が豊富に揃っているので、どんなブーケを作ろうかと考えるだけでワクワクしてきます。

ラナンキュラスやカーネーション、スイートピーのピンク〜赤の花色を集め、フォーカルポイントにビビッドなアマリリス2種を加えました。このアマリリスは千葉の「小森谷ナーセリー」さんから届いたもの。小森谷さんといえば、世界的に知られるアマリリスの育種家で、すばらしい品種をたくさん生み出していらっしゃいます。そんな小森谷さんに敬意を表し、花市場の担当者が小森谷さんのアマリリスを「コモリリス」と勝手に呼んでいて、私のフェイスブックでも「コモリリス」という呼び名で紹介しています。

赤とピンクのブーケと聞くと派手な印象になりがちですが、透明感のある花色を選び、間に少しだけ緑色を加えると、とても華やかで気品のあるブーケになります。このブーケには、まだ蕾の状態のアカシアをグリーン花材として利用しました。

艶やかなブーケを手にしたときのお母さまの、弾けるように笑顔を想像しながら束ねていると、こちらまで元気が湧いてくるようで、とても楽しい時間でした。

【使用花材】
アマリリス
ラナンキュラス ラックスウラノス、ポントワーズ、サバン
カーネーション ファーベラス
スイートピー ラビオス
アカシア

贈り花のヒント
ユリによく似たアマリリスですが、ユリ科ではなくヒガンバナ科の球根花です。庭や鉢植えで開花するのは5月〜8月ですが、輸入ものも含めると切り花は秋から初夏までと意外に長く出回ります。大きくてインパクトのある花ですが、最近では小型の品種も増え、ブーケに利用しやすくなっています。すっきりした一重咲きとゴージャスな雰囲気の八重咲きがあるので、作りたいブーケのイメージに合わせてセレクトしてください。アマリリスの茎は空洞なので束ねるときに折らないように気をつけましょう。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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