インテリア

あまり出回らないピンクのデルフィニウムをゴージャスにアレンジ

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

12月9日の贈り花

12月9日の贈り花

ピンクのデルフィニウムを束ねて、生産地に贈る

宮崎県の農業試験場から、試作品を含む4種類のピンク系統のデルフィニウムが届きました。これはエラータム系といって、1本立ちで草丈が高くなるタイプのボリューム感がある種類です。

デルフィニウムというとブルー&パープル系、または白花が思い浮かびますが、こんなにかわいらしい淡いピンクの品種も登場しています。ピンク系のデルフィニウムが(本来の時期である)春から初夏にかけて多く出回るようになれば、かわいらしい色合わせがもっと楽しめるようになるので、私としては広く出回るのが待ち遠しい花の一つです。

生産地や生産者さんから花をいだたいたときには、必ずブーケやアレンジにしてお礼に贈るようにしています。その花を使って贈り花にすると、こんな感じになりますよ、ということを生産に関わる方々に知っていただきたいと思うからです。

今回はデルフィニウムの茎の長さを生かし、贈っていだたいた4種をミックスし、シルバーグリーンのユーカリだけを加えたシンプルなブーケにしてみました。品種によってピンクの花色が微妙に異なり、そこから生まれる自然なグラデーションがとてもきれいだと感じました。

【使用花材】
デルフィニウム アンジェラ、フォーチュン、ベガ、試作品
ユーカリ

贈り花のヒント
エラータム系のデルフィニウムは、茎が長く、1本に花がたくさんつくタイプなので、上手に使うと迫力のあるゴージャスなブーケができます。ただ、慣れていないと扱いが難しいので、そんなときこそ、プロの花屋さんの出番! ぜひ、デルフィニウムで贈り花のオーダーをしてみてください。デルフィニウムは水揚げがよいので、意外に長く楽しめます。透明感のある花色が上品な印象で、男女どちらにも贈れる花だと思います。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

Ranking今週の人気記事 ベスト5

家庭画報 最新号

2020年2月号 12月28日発売

別冊付録「開運・招福術」つき

一部地域は輸送の関係で発売が遅れる可能性があります。

© SEKAI BUNKA PUBLISHING INC. All rights reserved.

Loading