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「神曲」という名のダリアが主役!クラシック音楽好きな方への贈り花

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

11月21日の贈り花

11月21日の贈り花

クラシック音楽が好きな方へ「神曲」を贈る

ヴァイオリンを習う娘さんに楽器を貸してくださった叔母さまに、お礼の花を贈りたいというオーダーをいだたきました。叔母さまはクラシックがとても好きでご自身もヴァイオリンを弾かれるそうです。それを伺ったところでハッと閃いたのがダンテの『神曲』です。世界文学の最高峰の名前そのままのダリアがあるじゃないですか!

シックな赤紫で、細い花の先端が白く、まるで踊っているかのような動きを感じさせる個性的なダリア 神曲。世界的にも有名なダリアの育種家・鷲澤幸治さんが生み出した品種です。

ダリア 神曲をメインに使い、クラシック音楽のイメージから、豪華で気品溢れる晩秋のアレンジを作ってみました。

合わせたバラはアンティーク感のある色合いが魅力的なオリエンタルキュリオーサとデザート、そして動きのある花弁が個性的なシーアネモネ。ダリアとシーアネモネの動きから、花色はシックでも躍動感のあるアレンジになったと思います。

アレンジする前にリストが作曲した『ダンテの『神曲』による交響曲』の「地獄」を聴いてみましたが、重厚で妖艶な雰囲気は、まさにダリア 神曲そのものでした。ダリアに、世界的にも通用する「神曲」というネーミングをする発想は見事だと思います。

【使用花材】
ダリア 神曲
バラ オリエンタルキュリオーサ、デザート、シーアネモネ
ルビーグラス
紅葉ヒペリカム マジカルスカーレット
ユーカリ

贈り花のヒント
この時期、花屋さんにはさまざまな種類のダリアが並んでいます。花径がわずか3cmほどのポンポンダリアから、20cmを超える超大輪までサイズも豊富。ここまで多くの種類が出回るのは、じつはダリアの育種が盛んな日本ならではのこと。

神曲に勝るとも劣らない個性的な品種も出回るので、ぜひこの時期の贈り花にダリアを使ってみてください。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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