インテリア

まるでキャンディーのよう。カラフルでポップな花束に感謝の気持ちを込めて

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

10月28日の贈り花

10月28日の贈り花

ポップで華やかなアレンジに感謝の気持ちを込めて

退職される女性スタッフに、同僚から感謝の気持ちを込めた贈り花を、というオーダーをいただきました。別の道を歩まれる女性のこれからに多くの幸せが訪れますようにという気持ちを託して、ポップで華やかな花色を集めました。

青紫のアスターとアネモネ、オレンジ&クリーム&白のジニア、ショッキングピンクのケイトウ。じつはこれらの花はすべて山梨県にある種苗会社が手がけている品種です。

アスターは北海道から、アネモネは愛媛から、ジニアは山形から、ケイトウは長崎から、と北から南の生産者さんから届いた花が、たまたま同じ種苗会社が扱う品種で、その偶然が楽しくなってアレンジを作ってみました。贈られる方にはまったく関係のない情報ですが、こんなことでも花屋のテンションは上がるものです。

色数の多いアレンジにする際は、何かまとめ役になるひと色が欲しくなります。このアレンジの場合は、丸い花のすき間を埋めるように加えたショッキングピンクのケイトウがその役を担います。

華やかな色のアレンジに託した感謝の気持ちが、どうか存分に伝わりますように。

【使用花材】
アスター マッシュブルー
ジニア キャンディーポップ
八重咲きアネモネ
ケイトウ アスカセレクトピンクレディー
ゼラニウム
フェイジョア

贈り花のヒント
晩夏から秋にかけてはケイトウがよく出回ります。ケイトウにはさまざまな種類があり、形もボール状やひものように長いタイプなど個性豊かです。

贈り花のメインに使われることはあまりないのですが、私はケイトウが大好きで、品種が揃うこの時期にはメインにもサブにもフル活用しています。ケイトウは花色が特に鮮やかに見えるのが特徴なので、個性的な色合わせをしたいときに、ぜひ利用してみてください。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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