インテリア

オレンジ色の珍しいバラを使って、結婚記念日を祝う元気色のアレンジ

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

10月25日の贈り花

元気色のアレンジで友人の結婚記念日を祝う

栃木で暮らす友人ご夫妻の結婚記念日を祝う花のオーダーをいだたきました。いつも明るく仲のよいご夫妻に似合う花色で、というご指定で、華やかで元気のあるオレンジ色をメインに使おうと考えました。

ちょうどオレンジ色の珍しいバラ フルブルームフォセットが届いたところだったので、このバラをメインにアレンジすることにしました。フルブルームというのは、圃場で満開に咲かせて出荷するバラのことです。花の中心から新しい葉が出る個性的な姿もフルブルームの特徴です。

オレンジ色に黄色や緑色を足してビタミンカラーにするのもありですが、今回はさらに強いエールを送りたくて、赤いバラと赤いスカビオサを加えてみました。花色の対比が強くなりすぎないように、透明感のある白のアストランティアで少し中和させて仕上げました。

遠方から届くお祝いの花、きっと友人ご夫妻も喜んでくださると思います。お2人の今年の結婚記念日が、オレンジ色の花とともに長く記憶に残ることを願っています。

【使用花材】
バラ フルブルームフォセット、ルージュリアン
スカビオサ ストロベリースクープ
アストランティア マキシマロゼア
豆軍配ナズナ
紅葉ヒペリカム
ユーカリ

贈り花のヒント
色にはさまざまな性質がありますが、目に飛び込みやすい、飛び込みにくい、という性質があるのをご存じでしょうか。

目に飛び込みやすい色を凸色、飛び込みにくい色を凹色といいます。凸色の代表がビビッドな赤です。信号の「止まれ」に赤が使われているのも、目に飛び込みやすい色だからというのが理由の一つといわれています。

ぱっと目に飛び込むインパクトのあるアレンジにしたいときには、赤や朱赤、濃いオレンジ色を使うと効果的です。ちなみに凹色の代表は黒や濃いめの紫。凹色は奥行き感を出すのに効果的な色です。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道へ進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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