インテリア

記念日ではない日にこそ―。日々の気持ちを託した花を贈る新習慣

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

10月15日の贈り花

10月15日の贈り花

感謝の気持ちをのせて秋のピンクを贈る

奥さまに「ありがとう」の気持ちが伝わるブーケを、という依頼をご主人からいただきました。結婚記念日ではないそうですが、何か感謝の気持ちを伝えたいことがあったのだと想像しました。花に気持ちを托して贈ろうというご主人のセンスが、とても素敵だと感じました。

そこで、ご主人の思いがまっすぐ伝わるように、華やかなピンクの花をいろいろ集めてみました。バラ、ダイヤモンドリリー、ダリア、ケイトウ。秋のピンクはどこかこっくりして深みがあり、ロマンチックです。大人の女性によく似合う花色ではないかと思います。

バラはフラミンゴキッスという品種で、広島県廿日市市の「徳永園芸」さんのニューフェイスです。深みのある華やかなピンク、そしてフリルの花びら、このバラにもまたひと目惚れ。毎日、心ときめく花に出会えて、この時期は幸せを感じることがなんと多いことか。

まずは華やかなピンクをアレンジ全体で楽しんだら、次に花ひとつずつに注目して、魅力的なピンクを味わっていだたけたらと思います。ご夫婦がいつまでも仲良く過ごせますように、という願いも込めて…。

【使用花材】
バラ フラミンゴキッス
ダイヤモンドリリー
ダリア 桜貝カクテル
ケイトウ プティフルーツマーメイドピンク
コロニラ
ユーカリ

贈り花のヒント
「ありがとう」「ごめんなさい」「お疲れさま」など、心の中で思っていてもなかなか言葉では表現できない日常的な気持ちがあると思います。ときにはその気持ちを花に托して贈ってみるのもおすすめです。やはり表現しなくては、ちゃんと気持ちは伝わらないものです。アニバーサリーなど特別な日はもちろんですが、ごく日常的な贈り花ができるのは、とても素敵なこと。ご夫婦で、恋人同士で、また友達の間で、言葉の代わりに花を贈ってみてください。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道の進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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