インテリア

黒く染め上げた魅惑的なバラ。その名も「灰かぶり姫」

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

10月10日の贈り花

10月10日の贈り花

花のプロに贈るバースデーブーケ

岡山の花屋さんのオーナーから、贈り花のオーダーをいただきました。そのお店の若い男性スタッフの誕生日を祝う花です。、彼は以前から私の店の花を気に入ってくださっているとのこと。若いとはいえ、花のプロに贈る花ですから、こちらも気合いを入れて作らなければ!

花のプロにならこれを贈れる! そう閃いたのが黒く染め上げた魅惑的なバラです。その名も「灰かぶり姫」。佐賀県のバラ生産者さんのグループ「ファインローズ」の「石川花園」さんから届きました。黒バラは自然界にはもちろんありませんが、こんなに美しい姿を見られるなら、染めのバラでもよいと感嘆。ただ、色が黒なので、あまりたくさん使うとお祝いの雰囲気にならないため、挿し色として加えました。

ベースにしたのは、ダリアとダイヤモンドリリーの濃淡アプリコット色です。突然黒いバラが入ると違和感があるので、つなぎ役になるようベニスモモを少し多めに加えました。

花のプロに喜んでいだたけるように、秋の花やリーフをいろいろ盛り込んでみました。黒バラに驚いていだたけたら幸いです。

【使用花材】
バラ 灰かぶり姫(染め黒)
ダリア ヴァニラ
ダイヤモンドリリー
ケイトウ アスカセレクトグリーン
クレマチス ミセスマサコ
ベニスモモ ファスティギアータ
豆軍配ナズナ
ユーカリ

贈り花のヒント
花好きな方に贈る場合、その方が特に好きな花だけでアレンジするのもよいし、種類を多くいろいろな花を少しずつ盛り込むのもありだと思います。「あの花もこの花もある〜」と喜んでいだたけるようなミックスアレンジです。花の種類を多く使う場合は、全体の印象がうるさくならないようリーフを多めにして、葉色でまとめ上げるのがおすすめです。シックな葉色を使うと全体の印象がぐっと締まりますよ。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道の進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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