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素敵な手土産のアイディア。秋の花いっぱいのブーケを持って友人宅へ

2019.09.10

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藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら
9月10日の贈り花

9月10日の贈り花


秋の気配いっぱいのブーケを手土産に


花を贈るのは、誕生日などのアニバーサリーだけに限りません。今日は友人宅を訪問するというお客さまから、手土産にしたいので秋の雰囲気たっぷりのブーケを、というオーダーをいただきました。贈り花をふだん使いにできるその感覚が、とても素敵だと感心しました。

いちばん明確に秋を感じていだたけるのは、コスモスではないかと思います。そこでピンクの八重咲きコスモスをメインに、シックなパープルのカラーや、テマリシモツケのダークな葉を加えて、明暗のコントラストが強いブーケにまとめました。かわいらしいピンクのコスモスも明暗に差をつけると、ぐっと大人っぽい印象になります。名づけて「秋の大人ブーケ」です。


手土産というとお菓子などの食べ物になりがちですが、季節感のあるブーケをその場に飾っていだたくだけで、気持ちが華やいで会話も弾むのではないかと思います。特に花好きな方には、花の手土産はおすすめです。

【使用花材】
コスモス ダブルクリックローズボンボン
カラー パープルムーン
バラ ヴェガ、リーク
ケイトウ プティフルーツマーメイドピンク
アップルミント
テマリシモツケ ディアボロ

贈り花のヒント
花色の明暗に差をつけると、アレンジが立体的に見える効果があります。ご自身で花をアレンジした際に、どこかぺたっと平面的な印象になってしまったら、ダークな葉や花を加えてみてください。花と花の間に挿し込むような感じで加えると、明暗のコントラストがくっきり出て、ぐっと立体的なアレンジに仕上がります。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅からほど近い段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。 https://www.fleurs-tremolo.com

『人気フローリストが教える フラワーアレンジのデザイン&ヒント78 大切な人への贈り花』 2021年4月12日発売!
誕生日、結婚記念日、ウエディングなど、78例のブーケ&アレンジメントを色別に掲載しています。オールカラーの大判の単行本で楽しむ、藤野さんのナチュラルでエレガントな花の世界は、眺めるだけで幸せな気持ちに。色別花図鑑コラムや全国の生産者データなどお役立ち情報やインデックスも充実。大切な人へ花を贈る際のヒントが満載です。
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