インテリア

8月の花嫁が選んだのは、夏らしく涼やかな”サムシングブルー”なお花

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

8月23日の贈り花

8月23日の贈り花

青い花で涼しげに彩るサマーウエディング

夏休みに結婚式を挙げるカップルから、ウエディングブーケと会場装花の依頼を受けました。

花嫁さんと打ち合わせをすると、ウエディングドレスは白、お色直しは少しくすんだ水色のドレスを着用するとのこと。ブーケはどちらのドレスにも兼用で持ちたいとの希望でしたので、夏のブルーを集めたブーケを考えました。

美しいブルーの花を咲かせるデルフィニウムはマスト。いまなら北海道産がいちばんフレッシュで色鮮やかです。水色が愛らしいブルースター(オキシペタラムの青花)も絶対に加えたくて、これも北海道産を選びました。

花形が異なる青花も欲しいので、ルリタマアザミやエリンジウムを長野などから取り寄せ、ぎゅっと密に束ねて鮮やかな青のブーケに! 今回は染め花は使用してませんが、夏の代表的な青花を生産地をセレクトして集めると、これほど鮮やかなブールのブーケになるのだと自分でも驚きました。

ミントを加えるとさらにフレッシュな印象になりました。ハーブを加えたのは、緊張を強いられる花嫁さんがさわやかな香りで少しでもリフレッシュできるように、という願いから。

さて、今回は会場の花あしらいも依頼されています。このブルーのブーケからイメージを広げ、テーブルフラワーなども青×白でアレンジしました。フォトギャラリーで紹介しますので、ぜひご覧ください。

【使用花材】
デルフィニウム グランブルー、シフォンブルー、プラチナブルー
ブルースター ピュアブルー
ルリタマアザミ
エリンジウム ブルーダイナマイト
アップルミント
パイナップルミント

贈り花のヒント
ウエディングブーケは、まずどんなドレスを着るかのリサーチから始めます。挙式のドレスとお色直しのドレスは、それぞれ別のブーケの場合も、今回のように兼用の場合もあります。ドレスを含め、花嫁姿のアクセントになるのがブーケの役目。あまり主張しすぎるデザインや花材は、避けたほうが上品な印象になります。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道の進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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